新潟県妙高市でモバイルワークステーションとスマートフォンアプリを利用した戦国武将 の謎解きツアーを開始

アプリのトップ画(左)、謎解きツアーのマップ(右)

新潟県妙高市とガイドブックアプリなどの開発・運用を手掛けるクレアティー・サービス株式会社(東京都) は、地域活性化を目的に15日から31日まで、妙高市でモバイルワークステーションとスマートフォンアプリを利用した謎解きツアーをスタートする。

このツアーは妙高市と株式会社NTTドコモ、ダイハツ工業株式会社、青山社中株式会社が今年1月から共同で実施しているモバイルワークステーション実証実験の一環として企画し、都市部からワーケーションで訪問する人や、近隣地域からの観光客をターゲットに運用を開始するもの。

妙高市がNTTドコモ、ダイハツ、青山社中と共同で本年1月から実証を開始しているモバイルワークステーションでは、主にワーケーション目的で訪れるビジネスパーソン向けに移動と仕事ができるように机と椅子、Wi-Fi設備を荷台部分に搭載した軽トラックの貸し出しサービスを実施している。

今回のなぞ解きツアーでは、実際にモバイルワークステーションで移動することで妙高市の魅力を体験してもらうため、妙高市にゆかりの深い戦国武将である上杉景虎を題材にした謎の数々を用意した。上杉景虎は、妙高市の隣の上越市出身の戦国武将、上杉謙信の養子で美男子であったと言われている。

参加者はスマートフォンアプリを利用し、上杉景虎にまつわる寺社や城のほか、観光スポットなどに設置されたチェックポイントを巡りながら、謎解きと観光の両方をゲーム感覚で楽しむことができる。所要時間は3時間程度で、全問正解した人の先着20名に景品をプレゼントする。

なお、同アプリはGoogle mapと連携したナビゲーション機能や、YouTubeを活用した観光地の案内動画などの機能を提供しており、参加者はスマートフォンに表示されるさまざまな情報を手掛かりに思い思いのペースで謎解きツアーを楽しめるため、3密を回避しながら安心・安全な形で各地を移動することができるという。

妙高市の企画政策課未来プロジェクトグループの担当者は「緊急事態宣言下で人の流れが停まっているが、東京では武将シリーズの謎解きツアーで実績がある。ゲーム感覚で楽しめ、車で移動ができるので、自然や歴史に触れながら、妙高市の魅力を感じてもらいたい」と話していた。

申し込みはにて可能。費用は500円(税込)となっている。また、31日まではモバイルワークステーションを利用する人のみへの提供となる。

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