【サンドラッグ】重要課題(マテリアリティ)の特定/コンプライアンス経営の推進など

【2021.05.14配信】サンドラッグは、2021年5月14日開催の取締役会において、優先的に取り組むべき重要課題(マテリアリティ)を特定した。コンプライアンス経営の推進のほか、環境経営、働き甲斐のある職場環境の整備、健康で豊かな生活への貢献、ガバナンス経営の推進などを掲げた。

同社は、ドラッグストア・調剤薬局・化粧品店・バラエティストアの運営を通じて、企業理念である「国民の『健康で豊かな暮らし』の実現に向け、“毎日が明るく楽しい生活”の創造」をめざしている。

この企業理念を実現するべく、短期的且つ長期的視点に立って、地域社会における生活インフラとしての使命を果たすことに、グループ一丸となって取り組んできた。同社が社会価値の向上と企業価値の向上を両立するためには、事業の機会とリスクを的確に捉えた上で、経営課題の抽出と、課題を解決する適切な施策の立案・実行が必要であり、この度、このプロセスの一つとして重要課題を特定した。

特定した重要課題は、コンプライアンス経営の推進のほか、環境経営、働き甲斐のある職場環境の整備、健康で豊かな生活への貢献、ガバナンス経営の推進の5つ。
重要課題の解決に向けた取り組みは、社会課題の解決のみならず、同社グループの経営課題の解決を通じた更なる企業体質の強化にも結びつくことから、いずれの課題に対しても、平行して、バランス良く取り組んでいく方針。

課題の詳細は以下の通り。

重要課題の特定に合わせて、同社グループ全体のESG経営を企画・推進する目的で、社長が委員長を務めるESG推進委員会を設置している。同委員会は、重要課題の定期的な見直し、重要課題解決のための取り組みの取り纏めと進捗レビューなどの機能を担っている。また、その結果を取締役会に対して定期的に報告を行う。取締役会は、モニタリングを適切に機能させることでガバナンスを強化し、経営環境の変化に迅速に対応できるサステナビリティマネジメントを推進していく。

重要課題特定のプロセスについては、企業理念の再確認を基礎に、国際的なガイドライン、SDGs(持続可能な開発目標)を参照するとともに、現在及び将来の社会構造の変化、当社グループの経営における重要性及び機会・リスク等を考慮し、多面的な視点で抽出した。この抽出した課題一覧をもとに、ESG推進委員会で環境・社会・ガバナンスの項目ごとに素案の検討を行い、社長を議長とした取締役会にて審議の上、特定・承認した。

今回特定した重要課題を、経営計画及び経営に統合することで、社会のあるべき姿の追求とビジネス機会の追求との両立を目指していく。その具体的な取り組みとして、戦略的な経営資源の配分、及び価値創造活動を通じてSDGsの実現へ貢献するアクションプランに反映していく考え。同社は、「経済的な存在であると同時に社会的な存在であるとの意識を持って、社会における様々なステークホルダーと強いつながりを構築し、持続可能な社会作りへの貢献とグループの持続的な成長という責務を意欲的に果たしていく」としている。

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