世界中でベートーヴェン生誕250年を祝った昨年末、現代最高のピアニストのひとり、クリスチャン・ツィメルマンが、ベートーヴェンの5曲のピアノ協奏曲を一気に録音。ツィメルマンにとって、1989年から1991年にかけて行われた旧録音から約30年を経ての再録音となった。
今回は、長年にわたってベルリン・フィルの芸術監督を務めたサー・サイモン・ラトルが、現在音楽監督を務めるロンドン交響楽団を振っての共演となった。
ツィメルマンは「これらの作品をこの何年か演奏していなかったので、とても懐かしく感じています」と語り、その魅力について「生涯演奏することができるのに、それでも無性に弾きたいと感じさせる、ベートーヴェンの協奏曲はそんな作品です」とコメント。
また本日5月14日、その全集から「ピアノ協奏曲第4番第3楽章」のデジタル先行配信がスタートし、国内盤CDの発売も決定。3枚組となるCDの国内盤は7月9日に発売。国内盤は普通のCDプレーヤーでも再生でき、MQA対応の機器を使用すれば、ハイレゾ品質を楽しむことができるハイレゾCD(MQA-CD x UHQCD)を採用し、88.2kHz/24bitのハイレゾ音源を収録している。
なお、レーベル面にはCDプレーヤー内で反射する不要なピックアップ光を吸収する“グリーン・カラー・レーベルコート”を採用して高音質にこだわった仕様での発売となる。
■商品情報
『ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集』
2021年7月9日発売
MQA-CD x UHQCD3枚組
UCCG-45005/7
定価¥5,500(本体¥5,000 税率10%)
<収録曲 >
ピアノ協奏曲 第1番 ハ長調 作品15
ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 作品19
ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 作品37
ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 作品58
ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 作品73 《皇帝》
クリスチャン・ツィメルマン(ピアノ)
ロンドン交響楽団
指揮:サー・サイモン・ラトル
録音:2020年12月 ロンドン
(MQA 88.2kHz/24bit)