昨年、史上初めて無敗で牝馬3冠を達成したデアリングタクト(牝4・杉山晴厩舎)が、右前肢に繋靭帯炎を発症したため、休養に入ることが14日、判明した。馬主であるノルマンディーオーナーズクラブのホームページで発表されたもの。
同馬は香港GⅠ・クイーンエリザベスⅡ世カップで3着に敗れた後、チャンピオンヒルズ(滋賀県)で着地検疫を受けていた。患部に痛みがあったため、エコー検査をして症状が分かったという。
今後は検疫を終えた後に一旦、滋賀県の栗東トレーニングセンターに移動し、診療所と連携した上で、治療方針を決めていくという。全治は不明だが、当初予定していたGⅠ宝塚記念(6月27日=阪神芝内2200メートル)への出走はほぼアウトとなった。
同HP上で、デアリングタクトを管理する杉山晴紀調教師は「直近のレースで発症したものと見解を受けました。修復するまである程度リハビリ期間が必要だと思います。このような報告となってしまい、大変申し訳ない気持ちでいっぱいです」とコメントしている。