【センダイガールズ】美仙女・岩田美香 鼻骨骨折から復帰も…チーム200キロ戦で白星逃す

岩田美香は惜敗も「ストップ・ザ・橋本」を宣言

センダイガールズ14日の東京・新木場1stRING大会で〝美仙女〟こと岩田美香(24)が鼻骨骨折から約3か月ぶりの復帰戦に臨んだ。

岩田は2月23日仙台大会で鼻骨を骨折。約3か月の欠場を経て、セミで小林香萌(29)と組んで、ワールド2冠王の怪物・橋本千紘(28)、優宇組の「チーム200キロ」と対戦した

先頭を買って出た岩田は橋本の後頭部に蹴りを見舞うと、優宇の太い大腿部にも強烈な蹴りを叩き込む。200キロ軍の合体圧殺弾に失速する場面もあったが、優宇の顔面にはコードブレーカーを決めた。

一方、ワールドタッグ王座を保持する200キロ軍は、優宇が昨年11月に首を故障にして4月11日愛知・刈谷大会で復活したばかり。今回が復活後、初の東京大会となっただけに岩田の蹴りにも屈しない。橋本は小林を卍固めに捕らえた。ここで再度入った岩田は、橋本に強烈なロー、ミドル、ソバット、顔面蹴りと予告通り「七色の蹴り」を連射。飛びつき式逆十字固めからクロスフェースロック、必殺の首狩り(後頭部へのバックスピンキック)も鮮やかに決めた。

しかし、橋本は驚異のパワーで蘇生して豪快なラリアートからダブルのチョークスラム。最後は敵軍に同時パワーボムを決めて、橋本が岩田を葬った。

敗れた岩田は「(負傷が続いて)今まで自分のプロレスを考えた時に何が楽しいのか分からなくなった時期もあった。でも今日でプロレスをやっているという実感が出てきた。橋本千紘の独走を止めるのは、岩田美香しかいない。ベルトをぶんどってやります」と、元相棒に宣戦布告を放っていた。

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