前澤友作氏、12月にソユーズ宇宙船で国際宇宙ステーションへ アシスタントの平野陽三氏も同行

米宇宙旅行会社スペースアドベンチャーズは、ZOZO創業者の前澤友作氏を含む3人がソユーズ宇宙船に搭乗し、国際宇宙ステーション(ISS)へ行くと発表しました。

今年12月8日に前澤氏らをのせた「ソユーズMS-20」はバイコヌール宇宙基地からソユーズロケットで打ち上げられる予定です。その後。ISSにドッキングして12日間の滞在を行います。また、ISSでの滞在を記録するアシスタントとして平野陽三氏も同行し、宇宙での生活を前澤氏のYouTubeで公開するということです。なお宇宙船のコマンダーはロシアの宇宙飛行士アレクサンダー・ミシュルキン氏がつとめます。

【▲ ソユーズ宇宙船に搭乗予定の前澤友作氏(Credit: Space Adventures)】

スペースアドベンチャーズによると、前澤氏は健康診断に合格し、ミッション開始に向けて動き出したということです。また、3人はロシア・星の町(スターシティ)にある「ガガーリン宇宙飛行士訓練センター」で、6月から3ヶ月間の訓練を開始する予定です。

スペース・アドベンチャーズのCEOであるエリック・アンダーソン氏は「このミッションは初めて2人の宇宙旅行関係者(SFP: space flight participant)が一緒にISSへ行くミッションです」と発言しています。

前澤氏は2023年にスペースX社が開発中の宇宙船「スターシップ」に乗り込み、月周回旅行を行うことをすでに発表しています。同氏はツイッターに「月へ行く前にISSにも行ってきます」と投稿しました。

Image Credit: スタートトゥデイ
Source: Space Adventures
文/出口隼詩

© 株式会社sorae