【新型コロナ】高齢者ワクチン接種 小田原市、8月完了から7月完了に計画前倒し 国の意向に押され

地元の医師会関係者を招き行われた小田原市の集団接種シミュレーション=4月25日、市保健センター

 新型コロナウイルスのワクチン接種を巡り、小田原市は14日、高齢者への接種が完了する見込み時期を8月から7月に1カ月、前倒しする計画を発表した。7月中の完了を求める国の強い意向に押された形。当初は6月中旬開始予定だった個別接種も市立病院で5月中に先行し、そのほかの病院でも6月8日からスタートする。

 市によると、市内の65歳以上は約5万9千人で11万8千回分の接種を見込む。これまで届いた9千回分のワクチンを含めて、7月上旬までに確保するめどが立ったことからスケジュールの前倒しを決めた。

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