フィル・ミケルソンが「特別招待」で全米オープン出場決定 優勝ならキャリア・グランドスラム

ミケルソン(ロイター)

全米ゴルフ協会(USGA)は14日、フィル・ミケルソン(50=米国)が来月17~20日にカリフォルニア州トーリーパインズGCで開催される「全米オープン」に「特別招待」で出場することを発表した。

「全米オープン」では史上最多の6回の2位となっているミケルソンは、勝てば史上6人目のキャリア・グランドスラム達成となる。

だが現在の世界ランクは116位で今年の大会の出場資格はない。「ずっと勝つことを夢見てきて、何度も近づいたけどかなわない。だが、出ないことには勝つことはできない」(ミケルソン)メジャーのため、一日36ホールを回って争う「最終予選」への挑戦を表明していた。

それがUSGAが過去の大会及び「全米アマ」優勝(1990年)などの戦績を評価して「特別招待」での出場を認めることになった。

生まれ育ったサンディエゴで開催される大会への出場ができることになったミケルソンは「USGAがチャンスをくれたことを誇りに思うとともに感謝します」とコメントした。

現行の4大メジャーでは過去にジーン・サラゼン、ベン・ホーガン(いずれも故人)、ゲーリー・プレーヤー(85=南アフリカ)、ジャック・ニクラウス(81)とタイガー・ウッズ(45=いずれも米国)しかいない「グランドスラム」の偉業の達成はなるか。

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