深夜の横浜・住宅街、男4人で脅して現金奪う 県警再逮捕「遊興費ほしかった」

 深夜の住宅街を歩いていた男性を脅して現金を奪ったとして、神奈川県警捜査1課と保土ケ谷署などは15日、強盗の疑いで、住所不定、アルバイトの男(33)ら男4人を再逮捕した。いずれも容疑を認め、「遊興費がほしかった」と供述しているという。

 ほかに再逮捕されたのは、会社員の男(23)=横浜市戸塚区平戸町=と弟のアルバイトの男(21)=同市南区永田北3丁目、会社員の男(22)=同区六ツ川3丁目=の3容疑者。

 再逮捕容疑は、2月22日午後10時25分ごろ、同市保土ケ谷区権太坂2丁目の路上で、同市内に住む男性会社員(43)を棒状のものでたたき、現金約1万2千円を奪った、としている。男性にけがはなかった。

 県警によると、4人は23歳の容疑者の乗用車で現場まで移動。防犯カメラの映像などから浮上した。4人は知人同士で、23歳の容疑者が路上強盗を持ち掛けたとみられるという。

 4人は、同市旭区の路上で自営業の男性(47)を脅して金品を奪おうとしたとして、4月29日までに強盗未遂容疑で逮捕された。3月には同市戸塚、南の各区でも類似事件が発生しており、県警は4人が関与したとみて調べている。

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