【東京女子】JDレスラーの小橋マリカがシングル王座初挑戦「大人になった私として挑戦したい」

インターナショナル・プリンセス王座に初挑戦する小橋マリカ

東京女子プロレスのJDレスラー・小橋マリカ(19)がインターナショナル・プリンセス王座取りを誓った。

15日の板橋大会では王者の乃蒼ヒカリ(23)と6人タッグ戦(小橋、上福ゆき、原宿ぽむ組対乃蒼、舞海魅星、鈴芽組)で激突。ドロップキックの連打で乃蒼を追い込み、〝元ノアの鉄人〟小橋建太ばりの逆水平チョップを叩き込む。さらにコブラツイストで締め上げ、最後は交代した鈴芽を駆け上がり式ブルドッキングヘッドロックで仕留めた。

試合後は堂々とマイクを握り「私は14歳でデビューして一度もシングルのベルトに挑戦したことがない。自分に自信がなくて、どうせ無理だと決めつけていた。けど私より後にデビューしたヒカリがチャンピオンになって、堂々としていてメチャメチャ悔しくて。17日には20歳になる。大人になって成長した私としてそのベルトに挑戦したい」と表明した。

王者の乃蒼も「やりましょう」と快諾し、6月17日東京・後楽園ホール大会でのタイトルマッチが決定した。

中学2年の2016年1月にデビューした小橋は高校受験、大学受験のため休業をはさみながらも、キャリア6年目に突入した。18年5月にはプリンセスタッグ王座を戴冠するも、肩の負傷で長期欠場となり王座返上を強いられた。

また当初は今月から半年間、米国の大学に通う予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止になるなど苦難の連続。それでも「どん底を経験して乗り越えてきたから強くなったんじゃないですかね。ヒカリは負ける気ないと言ってたけど、私も一緒。ここはブチかまして王座奪取したいと思います」と自信をみなぎらせた小橋がベルトへ一直線だ。

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