東野幸治、高橋洋一氏の「さざ波」発言を擁護したら大炎上「俺、ネトウヨになってるんですよ」

14日深夜放送の『東野幸治のホンモノラジオ』(ABCラジオ)で、お笑いタレントの東野幸治が、内閣官房参与の高橋洋一氏の「さざ波」発言を擁護して炎上した話題の真相を語った。

番組では高橋氏がゲストとして登場したが、登場早々東野は「アンタのせいやわ(笑)」とコメントした。

高橋氏は9日、自身のTwitterで各国の新型コロナウイルス感染者のグラフを貼り付け、「日本はこの程度の『さざ波』。これで五輪中止とかいうと笑笑」と投稿し、その発言が元で炎上している。さらに東野がそのツイートに関して、「次はさざ波問題か。コレ以前から言ってた事なのになぁ。さざ波なのにひっ迫してるのが問題ですって。T先生が叩かれていて、ZやNHKやマスゴミの人達は喜んでるだろうなぁ」と自身のTwitterで発言し、炎上が飛び火した結果になっている。

実はこの高橋氏の発言は、医療従事者や医療崩壊だと騒いでいる人を嘲笑している訳ではなく、東野と高橋氏が出演している『教えて!ニュースライブ 正義のミカタ』(ABCテレビ)では、何度も言われている話で、「感染者数が少ないのにも関わらず、医療がひっ迫したり、五輪中止を論議するのは世界から笑われる」という意味合いだったらしい。

そこのことを知っていた東野は「『大丈夫なん?』って。たしかに、俺の番組(教えて!ニュースライブ 正義のミカタ)で木村盛世先生も『さざ波』って言うてたし、高橋先生の『五輪中止とか言うと笑笑』って言うのは、海外から笑われるって意味やけど、そういうふうにとってもらわれへんなぁって思って。これはフォローじゃないけど、なんかね、した方がエエなって思って、僕がTwitterで…」と元々は高橋氏をフォローする形で発言したと明かした。

しかし、その投稿内容について東野は「で、(書き)終わったんですけど『あれ? 待てよ…』と。これだけじゃあんまり面白くない、ウィットに富んでないなって思って、その後、気の利いたことを書いて、高橋先生とか盛世先生が見たらクスッと笑うことを書きたいなって思って」と、ついつい芸人としての欲が出てしまったと話し、「高橋先生がよく使うワード、『Z』や大嫌いだと思う『NHK』、あと高橋先生がよく使う『マスゴミ』ね。『ZやNHKやマスゴミの人達は喜んでるだろうなぁ』ってつぶやいたんです」と説明したのだった。

投稿後、東野はTwitterが大炎上していることをメールで知ったそうで「前のチーフマネージャーから、『余計なことですけど』ってメールがきてて、『東野さん。ツイッターが誰かに、何者かに乗っ取られております。なぜか政治的な発言がのってます』って」と始めはTwitterが乗っ取りにあったのではと疑われたと語った。

連絡を受け、東野がTwitterを確認すると、「スマホがチンチンになってました。真っ赤っ赤」だったとのことで「『あつ! あつ!』って言うて。で、ようよう見て聞いたら『結局、東野幸治はネトウヨだ』ってなって(笑)」と勝手にネトウヨ認定されたと話し、笑いを誘った。

そして東野は「先生! 先生のフォローしよう思ったら、俺、ネトウヨになってるんですよ(笑)」と高橋氏に訴えたが、「いやぁ、お気の毒さま(笑)」と素っ気なく返されたのだった。

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