中国念頭に米仏と離島訓練、陸自

「ヘリボン」から市街戦展開

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宮崎、鹿児島両県の陸上自衛隊霧島演習場で報道陣に公開された日米仏の共同訓練=15日

 陸上自衛隊は15日、宮崎県えびの市と鹿児島県湧水町にまたがる霧島演習場で、フランス陸軍、米海兵隊との共同訓練を報道関係者に公開した。演習場を離島に見立て、陸自のCH47大型輸送ヘリコプターから部隊を投入する「ヘリボン」作戦や空港のターミナルビルを占拠した敵を掃討する想定の市街地戦を展開した。日米仏の陸上部隊が日本国内で実動訓練をするのは初めて。

 オーストラリアも交えた東シナ海での海上訓練と合わせ、4カ国は九州周辺で離島防衛の能力向上を主な目的とした訓練中。中国との沖縄県・尖閣諸島や台湾を巡る緊張関係を念頭に、水陸両用作戦の内容を誇示し、けん制する狙い。