「未来永劫続くでしょう」原巨人が節目のGT戦勝利 試合後にはファンへの〝超神対応〟も!

試合後、笑顔の巨人・原監督

原巨人が、また1つ新たな歴史を刻んだ。巨人が15日に、通算2000試合目となる阪神との「伝統の一戦」(東京ドーム)に5―3で勝利。メモリアルゲームで勝利を飾った原辰徳監督(62)は、試合後に熱い胸の内を明かした。

1936年7月15日に行われた1試合目に始まり、両チームによって脈々と受け継がれてきた〝GT戦〟の歴史。指揮官も「本当にジャイアンツのOBの方もね、タイガースのOBの方もね、2000という数字をね、どういう思いで見てらっしゃったかという。それをジャイアンツの選手もね、両軍ともにね、死力を尽くした良いゲームだったと思いますね」と感慨深げに振り返った。

当然「伝統の一戦」はこれで終わりではない。「まだまだ未来永劫続くでしょうし、そういう中で我々が2000回目という現場を預かっているというようなね、どこか幸せに感じてですね、また明日からの英気にするというふうに思っております」と、覚悟を新たにした。

試合後には「粋」なファンサービスも飛び出した。終了後もスタンドに残った多くのファンに向けて、原監督は帽子を取り、両手を挙げてあいさつ。内野から外野まで360度、さらには遠く離れた2階席のファンからの声援にもしっかりと手を振り返し、まるで1人1人と目を合わせるかのようにじっくりと笑顔を向けた。これにはファンも大興奮。指揮官がベンチの中へと戻る直前まで、両者は互いに手を振り続けていた。

現役時代に迎えたGT戦1000試合目では決勝3ランを放って勝利に貢献した〝若大将〟が、総大将となった今、当時から変わらない〝神対応〟で、再びG党を沸かせた。

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