【ノア】桜庭がナショナル王座前哨戦で快勝! 敗れた同門・杉浦はササダンゴ“来場”に激高

ナショナル王者・杉浦(右)からギブアップを奪った桜庭

ノアの15日、東京・後楽園ホール大会で〝IQレスラー〟こと桜庭和志(51)がGHCナショナル王者・杉浦貴(50)撃破に成功した。

2人は当初、30日の東京・大田区総合体育館大会でタイトル戦を戦うことが決まっていた。しかし、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言の延長に伴って大会は中止となり、試合はいったん白紙に。そして31日の東京・後楽園ホール大会で行われることがこの日、決まった。

タイトル戦を控え、タッグで対戦した2人は一進一退の攻防を繰り広げたが、中盤からは桜庭がパートナー・村上和成のラフ援護射撃も受け、徐々にペースをつかむことに成功。最後は脚に狙いを定め、関節時地獄から逃れようとする杉浦を捕まえて、アキレス腱を決めるフットロックでギブアップ勝ちを収めた。

試合後、桜庭は「あれは村上さんが杉浦さんの体力を削ってくれたから…」としつつも「前回(の防衛戦で杉浦は)藤田と張り合いしたじゃないですか。僕はあれをやったらやられるんで、全部かわして自分のペースに持ち込みたい」と試合へ意気込んだ。

一方、杉浦は「ペースがつかみづらいよね。どうヒットさせるか、以下に寝技に引き込まれないようにするか、だよね」と渋い表情。さらに大会前に対戦を求めているDDTのスーパー・ササダンゴ・マシンが会場を訪れていたことを聞かれると激高し「お前らが面白おかしくかくからあいつらが調子に乗るんだ! 二度とアイツのことを俺に聞くな!」とまくしたてた。

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