宮迫が明かした「アイーン」生みの親 志村さんでもナイナイ岡村でもなかった!

志村さんと言えばこのポーズだ

昨年3月に新型コロナウイルスに伴う肺炎で急逝した志村けんさん(享年70)の代名詞と言えば、手を添えてあごを突き出す「アイーン」ポーズだ。

しかし、実際の志村さんは「アイーン」とはひと言も発したことがなかった。世に広めたのは志村さんを尊敬する「ナインティナイン」の岡村隆史(50)で、バカ殿に扮して「アイーン」とやったところバカウケ。それがテレビを通して全国のお茶の間に広がった。

つまり岡村が〝生みの親〟かと言えば…実はそうではない。岡村もまた、ある芸人が「アイーン」とやっていたのを見て、それを面白がって真似したのだという。

この辺りの経緯について明かしたのが「雨上がり決死隊」の宮迫博之(51)だ。15日、自身のユーチューブチャンネルに、30年来の付き合いがあるお笑い芸人・バッファロー吾郎A(木村明浩)が出演。前~中盤は下ネタ満載でお送りしたが、終盤、宮迫がかしこまり「実はこの人、凄い人なんですよ」と紹介。志村さんを追悼しながら「アイーンっていうものの生みの親はこの人(木村)なんですよ」と明かした。

それによると、ドリフのコントでいかりや長介さん(享年72)に責められた志村さんが、いかりやさんがうしろを向いた瞬間にチョップをしようとする仕草を、当時宮迫らがいた吉本天然素材のグループコントに応用。その時、木村が「アイーン」とやったのだという。

「それがウケて公演のたびに(木村が)言うようになった。それを岡村が面白がって、めちゃイケで志村さんの真似をした時にアイーンってやったんですよ。それが全国的に広まった」とは宮迫。

岡村から「アイーン」の存在を聞いた志村さんは最初「なんだよ、そのアイーンって。そんなこと言ってないよ」と否定していたそうだが、岡村との掛け合いを経て「じゃあ僕もアイーンって言おうかな?」とモノにしたという。

木村は「この志村さんのフトコロの深さと言ったら…」と感銘。宮迫も「凄いよな」と感心しきりだった。

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