参戦2年目のヴィーケイがグロージャンを交わし初優勝【順位結果】インディカー第5戦GMRグランプリ決勝レース

 インディアナポリス・モータースピードウェイのロードコースで開催されたNTTインディカー・シリーズ第5戦GMRグランプリ。15日に行われた決勝レースは、7番手スタートのリナス・ヴィーケイ(エド・カーペンター・レーシング)が参戦2年目で初優勝を飾った。

 佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、16位でレースを終えている。

 インディカー3戦目で初ポールポジションを獲得したロマン・グロージャンがホールショットを決めトップをキープ。3番手スタートのジャック・ハーベイ(メイヤー・シャンク・レーシング)は、ジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)を交わし2番手を奪う。

 しかし、6番手スタートのコナー・デイリー(エド・カーペンター・レーシング)がシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)と接触しストップ。イエローコーションとなった。

 5周目のリスタートでもトップを守ったグロージャンがレースをリードする。

 トップをキープしていたグロージャンだったが、2回目のピットストップ後にリナス・ヴィーケイ(エド・カーペンター・レーシング)が迫り、45周目にオーバーテイク。ヴィーケイが実質トップに躍り出る。

 60周を走行しヴィーケイは最後のピットストップへ。トップに立ったグロージャンは、アレックス・パロウ(チップ・ガナッシ)が襲い掛かる。

パロウは、グロージャンを攻略できず先にピットイン。翌周、最後のピット作業をすましたグロージャンは、ヴィーケイと5秒差の実質2番手でピットアウトする。

 ヴィーケイ、グロージャン、パロウ、ニューガーデンの順でレースは残り20周に。

 ヴィーケイは、グロージャンとの差を広げそのままトップでチェッカー。参戦2年目、20歳のオランダ人ヴィーケイが初優勝を飾った。

 グロージャンは2位フィニッシュで初表彰台。3位はパロウが入り、佐藤琢磨は16位となった。

 5戦を終えて、初優勝3人を含む5人のウイナーが誕生したインディカー・シリーズ。次戦は、第105回インディアナポリス500マイルレースを迎える。

■NTTインディカー・シリーズ第5戦GMRグランプリ決勝レース結果

Pos. No. Driver Team Engine Laps SP

1 21 R.ヴィーケイ エド・カーペンター・レーシング C 85 7

2 51 R.グロージャン デイル・コイン・ウィズ・RWR H 85 1

3 10 A.パロウ チップ・ガナッシ H 85 4

4 2 J.ニューガーデン チーム・ペンスキー C 85 2

5 15 G.レイホール レイホール・レターマン・ラニガン H 85 11

6 22 S.パジェノー チーム・ペンスキー C 85 10

7 27 A.ロッシ アンドレッティ・オートスポート H 85 14

8 3 S.マクラフラン チーム・ペンスキー C 85 5

9 9 S.ディクソン チップ・ガナッシ H 85 16

10 8 M.エリクソン チップ・ガナッシ H 85 15

11 12 W.パワー チーム・ペンスキー C 85 12

12 28 R.ハンター-レイ アンドレッティ・オートスポート H 85 19

13 26 C.ハータ アンドレッティ・オートスポート H 85 8

14 18 E.ジョーンズ デイル・コイン・レーシング H 85 9

15 5 P.オワード アロウ・マクラーレンSP C 85 18

16 30 佐藤琢磨 レイホール・レターマン・ラニガン H 85 17

17 7 F.ローゼンクヴィスト アロウ・マクラーレンSP C 85 13

18 29 J.ヒンチクリフ アンドレッティ・オートスポート H 85 22

19 14 S.ブルデー A.J.フォイト・レーシング C 84 20

20 4 D.ケレット A.J.フォイト・レーシング C 84 24

21 86 J.P.モントーヤ アロウ・マクラーレンSP C 84 25

22 11 C.キンボール A.J.フォイト・レーシング C 84 21

23 60 J.ハーベイ メイヤー・シャンク・レーシング H 84 3

24 48 J.ジョンソン チップ・ガナッシ H 84 23

25 20 C.デイリー エド・カーペンター・レーシング C 50 6

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