東京五輪開催なら「今すぐ首都圏の都市封鎖を」 コロナ状況踏まえ福井大学の感染症専門家

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東京五輪の安全な開催に向け都市封鎖の必要性を訴えた岩崎博道教授=5月15日、福井県越前市役所eホール

 新型コロナウイルス感染の第4波が続く中、福井大学医学部附属病院感染制御部の岩崎博道教授は5月15日、福井県越前市内での講演で、東京五輪について「安全にやろうとするには首都圏の都市封鎖しかない。その効果を出すには今しかない」との認識を示した。

 岩崎教授は同市生涯学習センターの年間講座開講に合わせて講演し、東京五輪について「やりようによっては多分開催できるが、具体的にどうやるかが見えてこない」と指摘。経済的支援の下で首都圏を都市封鎖し、住民の8割が外出しない状況をつくれれば2週間後には感染者はゼロに近づくとし、「やるならそれしかない」と述べた。

 岩崎教授は終了後の取材に対し、都市封鎖の狙いについて「選手から陽性者が出ても対応できるように、医療逼迫(ひっぱく)を改善する必要がある」と説明。安全に開催するための目安として「東京近辺の患者が1日100人出ないレベル」を挙げ、達成までに「2カ月程度はかかる」との見方を示した。