平戸市長選出馬 元市職員の松本氏が正式表明

 長崎県平戸市の行政書士で元市職員の松本和之氏(67)が15日、任期満了に伴う同市長選(10月10日告示、同17日投開票)に無所属で立候補すると正式表明した。同市長選への出馬表明は初めて。3期目の現職、黒田成彦氏(60)は態度を明らかにしていない。
 市内で会見した松本氏は「37年間の市職員経験を生かす。市長選は過去2回、無投票となり、今の市政には市民の声が反映されていない」と立候補の動機を説明した。
 主な政策として人口減少対策、農水産業や観光関連産業支援などを掲げた。「基幹産業への市独自の支援施策が不十分。人口減少対策も見えず、市に専門部署が求められる」と訴えた。
 松本氏は同市出身。旧建設省所管の建設大学校卒。飲食店や宿泊施設も経営。現在、平戸市空手道協会長、平戸旅館組合理事などを務めている。


© 株式会社長崎新聞社