〝日本一の嫌われ者〟悪童ネリはボディーでKO負け WBA、WBC世界Sバンタム級王座統一戦

〝悪童〟の異名も持つルイス・ネリだったが…

ボクシングのWBA、WBC世界スーパーバンタム級王座統一戦が15日(日本時間16日)にカリフォルニア州カーソンで行われ、WBC王者で〝日本で最も嫌われているボクサー〟ルイス・ネリ(26=メキシコ)はWBA王者のブランドん・フィゲロア(24=米国)に7ラウンド(R)2分18秒、KO負けした。

ネリは序盤はペースを握ったものの、フィゲロアは3Rから反撃。7Rに左をネリのボディーを叩き込むと、10カウントで試合終了。プロ初黒星で王座から陥落した。

ネリは2071年8月に、当時WBC世界バンタム級王者だった山中慎介氏(38)にKO勝ちした試合のドーピングで禁止薬物が検出(牛肉に含まれていた成分によるものとして処分はされず)された。

翌年3月の再戦では、体重超過で前日計量をパスできずに失格。王座ははく奪されたものの、減量を最後までせずに臨んだ試合では山中氏にKO勝ちしたことから、日本で最も嫌われているボクサーとなっている。

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