大日本プロレスの16日の東京・後楽園ホール大会で行われた、デスマッチ最強を決めるリーグ戦「一騎当千~DeathMatch Survivor」のCブロック最終戦は、伊東竜二(45)が竹田誠志(35)下し、決勝トーナメントに進出した。
ここまで2連勝と負けなしの竹田との最終決戦は「ガラスボード+Light tube wallデスマッチ」の形式で行われた。1勝1敗の伊東は、勝てば予選突破とあって試合は序盤から白熱。四方のロープに蛍光灯がつるされ、お互いが相手をロープに叩きつけ、リングは白い霧に包まれた。伊東はドロップキックを被弾、のこぎり攻撃を浴び防戦一方に。さらに2枚のボードの間に、ぎっしりと敷き詰められた蛍光灯にパワーボムで叩きつけられるなど劣勢の展開だったが、パイプいすにセットされたガラスボードへ雪崩式河津落としで反撃。最後はドラゴンスプラッシュでとどめを刺した。
試合後はリング上で準決勝、決勝を「6月13日、後楽園ホールで行いたいと思います」とし、優勝決定戦の日程が決定的となった。
さらに準決勝の対戦相手で、この日にDブロックで予選突破を決めていた神谷英慶(29)と対峙し「お前はストロングのベルトも巻いたことがある。本来ならお前が優勝して大日本を引っ張るべきなんだろう。しかし簡単にその座は渡さない」ときっぱり。ベスト4には外敵のビオレント・ジャック(31)がいる中「大日本のためとか考えるな。自分自身がベルトを取る気持ちでかかってこい」と語り、神谷との一プロレスラーとしての真っ向勝負を望んだ。