【日本ダービー】フルゲート割れの危機回避…牝馬サトノレイナスら最終登録馬18頭発表

14年ぶりの牝馬Vを狙うサトノレイナス

競馬の祭典・第88回日本ダービー(30日=東京競馬場、芝2400メートル・フルゲート18頭)の最終登録馬が16日、JRAから発表された。当初は、登録段階からフルゲートを割る怖れもあったが、なんとかギリギリ18頭がエントリーしてきた。

中心はデビューから無敗の4連勝でクラシック第1冠、皐月賞を制したエフフォーリア(牡・鹿戸厩舎)。1984年のグレード制導入以降、無敗の皐月賞馬のダービー成績は、2019年のサートゥルナーリア(4着)以外の5頭すべてが勝っている(1984年シンボリルドルフ、1991年トウカイテイオー、1992年ミホノブルボン、2005年ディープインパクト、2020年コントレイル)。エフフォーリアのV確率も高く見積もって良さそうだ。

2007年ウオッカ以来14年ぶりの牝馬Vを狙うのはサトノレイナス。国枝調教師いわく「ルメールさんとも相談して決めました」。当代きっての名手が後押ししての挑戦となれば、なんとも不気味。牝馬特有の切れ味で牡馬をなで斬りにする可能性も十分ありそうだ。

◆日本ダービー登録馬(馬名、騎手)

アドマイヤハダル Mデムーロ
ヴィクティファルス 池添
エフフォーリア 横山武
グラティアス 松山
グレートマジシャン 戸崎圭
サトノレイナス ルメール
シャフリヤール 福永
ステラヴェローチェ 吉田隼
タイトルホルダー 田辺
タイムトゥヘヴン ――
ダノンザキッド 川田
ディープモンスター 武豊
バジオウ ――
バスラットレオン 藤岡佑
ヨーホーレイク 岩田望
ラーゴム 浜中
レッドジェネシス 横山典
ワンダフルタウン 和田竜

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