3連敗中の中日は16日のヤクルト戦(バンテリンドーム)で12安打を放ちながら、わずか2得点。2―2の引き分けで連敗脱出とはならなかった。
9回、京田の右前適時打で同点に追いついてなお一死一、三塁。福田の中飛で三走・大島が本塁突入を試みたが、ヤクルト・塩見の好返球でタッチアウトとなりゲームセット。今季初のサヨナラ勝ちとはならなかった。
初回と4回の無死二塁の好機では上位打線がそろって凡退。特にビシエドはこの試合を含め今回のヤクルト3連戦で12打数ノーヒットと4番の役割を果たすことができなかった。
「(京田は)今日ヒット3本か。感触よかったし、チャンスに強いバッティングをしてくれたんでね。何とか勝ちたいゲームでしたけど本当によく粘ってくれたと思います」。与田監督は引き分けに追いついたことを評価したが、5月に入ってから3勝6敗2分と苦しい戦いが続く。11・5ゲーム差と首位・阪神の背中は遠のくばかりだ。