【夏場所】無傷8連勝・照ノ富士に立ちはだかる “難敵” 9日目は直近4場所全敗の高安戦

押し出しで大栄翔(右)を下した照ノ富士

大相撲夏場所8日目(16日、東京・両国国技館)、大関に復帰した照ノ富士(29=伊勢ヶ浜)が小結大栄翔(27=追手風)を押し出して無傷の8連勝。相手の突き押しに動じることなく、距離を縮めて土俵外に退けた。取組後は「思いきってやるだけなので」と冷静に振り返った。

早くも勝ち越しを決め、単独トップも守ったが、本人は「別に意識していない」と話す。一方で土俵下で審判長を務めた師匠の伊勢ヶ浜親方(60=元横綱旭富士)は「落ち着いて相撲を取れている。特に問題はない? まわしを引かないとね」と指摘した。

連覇に向けてこのまま独走モードに入りたいところだが、9日目は関脇高安(31=田子ノ浦)戦が組まれた。大関にとっては通算7勝12敗で直近4場所全敗の難敵だが…。注目の一番になることは間違いない。

© 株式会社東京スポーツ新聞社