大谷翔平 9回にメジャートップに並ぶ12号逆転2ラン

【エンゼルス6-5レッドソックス】@フェンウェイ・パーク

エンゼルスは1点ビハインドで迎えた9回表、2者が凡退して敗戦まであとアウト1つに追い込まれたものの、マイク・トラウトがヒットで出塁。続く大谷翔平が右翼ポール際への12号2ランを放ち、6対5で逆転勝利を収めた。今季初めてホゼ・ロハスを1番で起用し、「左打者を並べたくない」として大谷とトラウトの打順を入れ替えたジョー・マドン監督だったが、「トラウトが出塁して大谷が還す」という形が土壇場で見事に機能した。

エンゼルスは2回表に打線がつながり、フィル・ゴスリンのタイムリー二塁打など3本のタイムリーで一挙4点を先制。しかし、先発のホゼ・キンターナが3回裏にジョナサン・アラウズのタイムリー二塁打で1点を返されると、5回裏にはケビン・プラウェッキーに1号ソロを被弾し、続くアラウズに内野安打を許したところで降板。2番手のアーロン・スレガースが一死1・2塁とピンチを広げ、ラファエル・デバースに11号逆転3ランを浴びた。このまま今季ワーストタイの5連敗かと思われたが、9回表二死から大谷が起死回生の逆転2ラン。ひと振りでチームを救った。

大谷は今季初の「3番・DH」でスタメン出場し、最初の4打席はセカンドゴロ、空振り三振、サードのエラー、ライトフライでヒットが出なかったものの、最後の1打席で大仕事。今季12本塁打はロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)、ミッチ・ハニガー(マリナーズ)、アーロン・ジャッジ(ヤンキース)と並んでメジャー最多タイである。5打数1安打2打点で今季の打率は.262、OPSは.901となった。

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