図書館と地域交流施設を一体化 神奈川・海老名市がリニューアル、利用開始

内部が一体的にリニューアルされた有馬図書館(左奥)と門沢橋コミュニティーセンター(右側)=海老名市門沢橋

 海老名市は同市門沢橋の有馬図書館と門沢橋コミュニティーセンターを一体的な施設としてリニューアルし、5月から利用を開始した。

 出入り口は共有で、これまで両施設を隔てていた仕切りをなくし、自由に行き来できる構造にした。

 中央の共用スペースには赤い屋根が目印の円形の「キッズテント」(直径約6メートル)を配置し、子どもたちが自由に遊べるようにした。

 図書館は、1階が蔵書数約10万冊の図書エリア。木目調の落ち着いた雰囲気になっている。2階は学習室で、リニューアル前の46席から59席に増やした。

 コミュニティーセンターは以前の和室をなくして、広々とした板敷きの集会室になった。従来、図書館で定期的に実施してきた映画鑑賞イベントなどは今後、集会室で行う。

 リニューアルは昨年6月から始まり、今年3月に完了した。総工費は約6億4千万円。両施設とも毎月最終月曜と年末年始が休館になる。

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