ツインズが競り負け 前田は黒星回避も5回途中5失点

【アスレチックス7-6ツインズ】@ターゲット・フィールド

ツインズは2回裏にマックス・ケプラーの4号3ランで逆転して試合を優位に進めていたが、5回表に先発の前田健太と2番手のタイラー・ダフィーが崩れて一挙4失点。しかし、2点ビハインドの8回裏にアンドレルトン・シモンズの2号2ランで追い付いた。ところが、9回表に5番手のテイラー・ロジャースが暴投で決勝点を献上。6対7で競り負け、借金は今季ワーストタイの12となった。

今季8度目の先発に臨んだ前田は5回途中まで89球を投げて被安打8、奪三振2、与四球1、失点5(自責点3)という内容。2回表無死2塁からマット・チャップマンに先制タイムリーを許したあと、3回表と4回表は無失点に抑えたが、5回表先頭から4連打を浴びて降板となった。前田が残した3人の走者を2番手のダフィーがすべて生還させたため、前田には失点5が記録され、今季3敗目の危機に。シモンズに同点弾が飛び出し、黒星は消滅したものの、不本意なピッチングで今季の防御率は5.26へ悪化した。

8回裏に6対6の同点に追い付かれたアスレチックスは、ツインズの守備のミスもあって9回表に一死1・3塁のチャンスを迎え、チャップマンは空振り三振に倒れたものの、チャップマンがカウント1-2から空振りした低めのスライダーが暴投となって勝ち越しに成功。8回裏途中から登板していた5番手のルー・トリビーノが1点のリードを守り抜き、メジャー最低勝率のツインズとの3連戦を2勝1敗で終えた。

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