聖火リレーでめぐる47都道府県【5月17日~】広島県のルート&名所・観光スポット2選

東京2020オリンピックの聖火リレーは、ギリシャの首都アテネで引き継がれた聖火が47都道府県をめぐり、日本を一周します。聖火リレーのルートに沿って、日本各地の名所・観光スポットをご紹介します!

広島県のルートとランナーは?

広島県では新型コロナウイルス感染の急拡大を受け、当初予定していた公道での聖火リレーを中止し、無観客の点火セレモニーを行うことになりました。

17日は平和記念公園で聖火を受け渡す「トーチキス」を、18日は福山市総合体育館敷地内を30メートルずつ走ってつなぐリレー形式で実施します。

見どころ・平和記念公園

広島市の中心部にある平和記念公園は、世界の恒久平和を願い、爆心地近くの場所に建設されました。公園内には、原爆ドーム、広島平和記念資料館、原爆死没者慰霊碑、国立広島原爆死没者追悼平和祈念館などがあります。

中でも、核兵器の恐ろしさを伝える象徴ともいえるのが原爆ドームです。もとは1915年に広島県物産陳列館として建設された建物で、爆心地からわずか160メートルの距離で被爆。垂直に爆風が吹き込んだため、奇跡的に倒壊をまぬがれました。1996年には世界文化遺産に登録。「ノーモア・ヒロシマ」のスローガンとともに世界に核兵器廃絶と恒久平和を訴えるシンボルとして、現在も被爆当時の姿のまま静かに佇み続けています。

見どころ・ばら公園

(C)広島県観光連盟

福山市にあるばら公園は、280種約5500本のバラが咲き誇る公園です。1945年、福山は空襲で市街地の約8割が焼け野原になりましたが、その約10年後「戦災で荒廃した街に潤いを与え、人々の心に和らぎを取り戻そう」と付近の住民が約1000本ものバラの苗を公園に植えたのがきっかけとなり、現在のばら公園に発展。戦争からの復興と平和への願いを受け継ぎ、今もなお市民の憩いの場として親しまれています。

毎年5月中旬には「福山ばら祭」のメイン会場のひとつとして、多くの人が集うばら公園。今年は新型コロナウイルス感染症対策でイベント・行事などを中止し、オンライン企画のみでの開催となります。詳しくは「第54回福山ばら祭2021」をご確認ください。

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