デラホーヤの対戦相手にUFCのレジェンド・サンピエールが浮上していた

ジョルジュ・サンピエール

7月3日に復帰戦を行うとしながら9月に延期になったとされる、ボクシング元6階級制覇王者オスカー・デラホーヤ(48=米国)の対戦相手にUFCの超大物が浮上していたという。

米動画投稿アプリ運営会社「トリラー」をパートナーに、エキシビションマッチを画策するデラホーヤは、対戦相手にMMAファイターなどを標的とするも交渉が難航中。そんな中、トリラー社のオーナーであるライアン・カバノフ氏の発言が注目を集めている。

米メディア「IBタイムズ」によると「カバノフ氏は、デラホーヤとUFCのレジェンドであるジョルジュ・サンピエール(39=カナダ)との対戦が提案されていることを明らかにした」と報じている。

元UFC世界ミドル級王者、ウエルター級王者とUFC史上4人目の2階級王者となった〝GSP〟ことサンピエール氏。極真空手や柔術などのバックボーンを持ち、ウエルター級王者時代には同王座を9度防衛するなど〝絶対王者〟として君臨した。2019年に引退を表明し、翌年にはUFC殿堂入りを果たしたレジェンドだ。デラホーヤとの対戦が実現すれば、エキシビションとはいえ興味深い一戦だが、UFCのダナ・ホワイト社長の協力を得られていないという。

カバノフ氏は自身のSNSで「ダナ・ホワイトは妨害している。私は少なくとも5回、ダナに電話やメールをしたが、折り返しの電話すらなかった」と黙殺されていることを明かした。ボクシングとUFCのレジェンド対決の可能性はこのまま消滅してしまうのだろうか。

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