【WWE】ユニバーサル王座戦は王者レインズが中邑真輔の盟友セザーロを撃破して防衛

ユニバーサル王者ローマン・レインズ(左)がセザーロ(下)を撃破した直後、セス・ロリンズが乱入。右はジェイ・ウーソ(©2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.)

【フロリダ州タンパ16日(日本時間17日)発】WWEのPPV大会「レッスルマニア・バックラッシュ」で、WWEユニバーサル王座戦は王者ローマン・レインズ(35)が、中邑真輔(41)の盟友・セザーロ(40)の挑戦を退けて王座防衛に成功した。

初挑戦のセザーロは開始から力勝負に挑み、5分過ぎからアッパーカットを連打。王者も執ようなヘッドロックでギロチン・チョーク(前方首固め)への布石を打つ。しかし挑戦者は王者のスーパーマンパンチをポップアップ式アッパーカットで返し、シャープシューター(サソリ固め)、場外への旋回式トペ、最上段からクロスボディー弾で反撃した。

予想以上の好勝負は20分過ぎからは正面からの打撃戦となり、両者は一歩も引かない。勝負に出たセザーロは、エプロンからぶっこ抜くブレーンバスターからニュートトライザー(変形顔面砕き)に出るが、ここは王者が回避した後に、カウンターのスーパーマンパンチ一撃を決める。

再度のスーパーマンパンチを避けられるとギロチン・チョークへ。ここはセザーロが耐えてシャープシューターからクロスフェースロックで捕獲。上体を反転させて逃れた王者はパワーボムからマウントで鉄槌を打ち下すと、再度のギロチン・チョーク。一度はパワーボムで叩きつけられるも、王者はクラッチを解かず、レフェリーが試合を止めた。

試合後には「王者の右腕」ジェイ・ウーソ(35)がリングインしてレインズの首に勝利のレイ(花輪)をかけ、セザーロにフロッグスプラッシュを決めようとすると、何と〝救世主〟ことかつての盟友セス・ロリンズ(34)がスーツ姿で登場。満面の笑みで王者と対峙する。レインズに攻撃を仕掛けると思いきや、セザーロにイスで制裁を加えてその間に王者一派はリングを去った。

王者とはかつて名チーム「ザ・シールド」を組んでいた救世主の真の狙いは何なのか。大きな疑問を残して大会は幕を閉じた。

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