西宮市のステーキハウスで堪能!ステーキと相性抜群な2種類の「極上ビール」を

旅人へひとこと

兵庫県は裏六甲のステーキハウスでは、ステーキコースとの相性抜群の極上ビールがあなたを出迎えてくれます

「旨いビールを飲むためには、ビールに旅をさせるのではなく、ビールが醸される場所に自分が旅をすること」を信条に、全国のビール醸造所を訪ね歩く今回のビール紀行は、兵庫県西宮市の『廣岡揮八郎の三田屋』が舞台です。

『廣岡揮八郎の三田屋』は西宮市や神戸市を中心としてステーキハウスを展開しています。昔からハム製造・販売でも地元でよく知られるステーキハウスです。こちらでは地ビール黎明期の1995年より、ステーキコースとの相性を考えた極上のビールをブレずに硬派に醸造されています。

こちらのビールの特徴は、ほとんどの地ビール会社が醸造するエールタイプ(上面発酵)のビールではなく、あえて大手ビール会社と同じラガータイプ(下面発酵)のビールで勝負されている所です。そのレベルもピカイチで、正しく「極上級」。私のビール紀行のきっかけとなった、最も敬愛するビールです。

そんな『廣岡揮八郎の三田屋』のステーキハウスの中でもお気に入りが、醸造所に最も近い『西宮北インター店』。西宮といっても裏六甲の緑豊かなエリアに位置します。今回はこちらのお店を訪問します。

今回のビール紀行のスタートは、神戸電鉄の田尾寺駅

『廣岡揮八郎の三田屋 西宮北インター店』の最寄り駅は、神戸電鉄の田尾寺駅です。他にもバスなどでアクセスする方法もありますが、これがシンプルで分かりやすい。ここから徒歩で約15分の道のりです。

田尾寺駅からは1本道をひたすら歩きます。普通の道ですが、これもビール紀行の大事な一部。この過程がビールの味わいに反映されるのです。

しばらく歩くと店名にもある中国自動車道の西宮北インターを過ぎます。このインターに隣接しているのが、『廣岡揮八郎の三田屋』のビール醸造所のある本社の建物です。

西宮北インターを過ぎ、さらに進んで歩くと、『廣岡揮八郎の三田屋 西宮北インター店』に到着です。このレンガに丸太の柱が、こちらのアイデンティティです。

ホスピタリティあふれるステーキハウスの店内が素敵

旅人をまず出迎えてくれるのが、この落ち着きの洗練された空間。ふかふかのカーペットに青を基調としたテーブルセッティング。これから始まる至福の時間の入口です。

自信があるから、ビールはこの2種類で勝負!

こちらはビールのメニューです。こちらのビールの名称は「揮八郎ビール」。何とたったの2種類。たまに季節限定でもう1種増えることがありますが、基本的にこの2種類です。種類は少なくても大丈夫なのです。こだわりにこだわった極上のビールですから、この2種類だけで十分。自信の表れです。

うっとりするエステル香と爽やかなホップが香る「ピルスナー」

やはりこの「ピルスナー」が看板でしょう(今回は旧グラスで提供)。こちらならではの個性的かつ、うっとりするようなエステル香(酵母が発生する香り)と爽やかなホップの香りが素晴らしい。大手ビール会社が造るビールと同じピルスナーというスタイルながら、しっかり個性を主張しながらバランスしている、大手には無い魅力を持ったビールなのです。
この手のビールはビールに旅をさせると、味わいに変化が出てくるのが特徴。ビールに旅をさせずに、自分が旅をして、ビールが醸される場所で頂くのがベストです。実際、こちらのビールは、通販はあるものの、流通はしていないので、基本的にステーキレストランに行かないと飲めないのです。

「国産牛ヘレステーキコース(140g)」を頂きます

ステーキコースの最初に提供されるのが、こちらのハムオードブル。添えられている自家製ドレッシングのかかった玉ねぎを、自家製ハムで巻いて頂きます。この自家製ドレッシングがフルーツっぽく個性的な香りなのです。「ピルスナー」との相性抜群の一皿です。

次に提供されるのがこちらのサラダです。自家製のリンゴチップがサクサクとアクセントになっています。

お次はこちらのスープ。野菜の優しい甘さが浸み込んだミネストローネです。

メインのステーキが登場。ここからは時間との勝負。というのも、こちらのステーキは、熱々の鉄板の上のレアなお肉を自分の好みの焼き具合に仕上げていくスタイルなのです。肉の下には玉葱や白菜が敷いてあり、こちらも蒸し焼きで火が通ります。

こちらのステーキは、基本ポン酢ベースの自家製タレであっさり頂きます。付け合わせの白菜との相性も抜群。途中、塩、胡椒、フライドガーリックで味変も可能です。

ちなみにコースには、ご飯、コーヒーもしくは自家製ジェラートが含まれています。

焼き方や味付け、付け合わせなど、一般的なステーキと違って、和のテイストも入っていて、個性的なステーキコースなのです。

もう1種のブラックもこれまた極上のビール

ステーキが提供されるタイミングで、もう1種のビール「ブラック」にチェンジしましょう(こちらも旧グラスでの提供をお願いしました)。香り豊かなロースト香としっかりフルボディが特徴のシュバルツです。このロースト香とボディ感がステーキの味わいと調和するのです。

個性的なステーキコースを味わいながら、2種類の極上ビールを交互にお代わりを続ける。そんな無限ループを味わってみませんか。

コロナが落ち着いたら、旨いビールを求めて旅をしましょう!

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ブログ「ビール紀行~旨いビールを求めて~」

https://blog.goo.ne.jp/rex-blue

廣岡揮八郎の三田屋 西宮北インター店

〒651-1412 兵庫県西宮市山口町下山口1丁目3−1

*この記事は2020年12月時点の情報を基に作成しています。

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ライター:rex-blue

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