小樽の焼きそばの名店!「龍鳳」のあんかけ焼きそばと「どんど」のソース焼きそば

旅人へひとこと

小樽と言えば運河やお寿司が旅の定番ですが、小樽の歴史と浪漫が詰まったディープな史跡と味もあるんです!

小樽市民の散歩道『旧手宮線跡地』で北海道開拓使の足跡と小樽浪漫を体感しましょう!

運河や歴史的建造物など、名所だらけな観光の街・小樽市。小樽運河や堺町通りを歩けば、目に映るモノ全部見どころ満点に思えることでしょうね。

でも、もっと小樽を、もっと北海道のことを知りたい!と思ってくださるなら、小樽市街のド真ん中に打ってつけのスポットがあるんです。

『旧手宮線跡地』

明治13年11月28日。北海道で初めての鉄道が手宮と札幌の間で開通しました。昭和60年11月5日に廃線となった後、線路や踏切などは保存され、遊歩道を整備したのがコノ跡地。

総延長1.6㎞の散歩道に派手さはないものの、歴史と緑の調和に満ちた景観は、ジンワリと心に染み入る魅力タップリです。

今回はJR『小樽駅』と『南小樽駅』の中間にある『寿司屋通り』を始発に、ノンビリと鉄路を歩いて散策します。

旧手宮線跡地(寿司屋通りスタート地点)

〒047-0031 北海道小樽市色内1丁目13

途中には古屋を生かした飲食店、線路の分岐器など、思わず足を止めてしまうポイントがとにかく豊富。

最初は単線だった線路が、後半複線に広がっていく様はナゼかワクワクしちゃいます♪

コノ日は染まり切った紅葉が石壁や青空に映える抜群のコンディション!明治時代を生きた人たちには、どんな景色が見えていたんでしょうね......胸がアツくなります。

幸運にもコノ日、線路の上をトロッコで走れるイベントが開催中でした。秋空の下、往復800mほどをトロッコで疾走するのは快感!年に数回開催されていますので、タイミングが合えば是非とも体験してください。(開催情報:おたるぽーたる

ちなみに『旧手宮線跡地』では、毎年冬には「小樽雪あかりの路」夏には「小樽がらす市」などなど、様々な市民参加型イベントが催されているそうです。

地元民から愛される理由、コレですよね。旅人の皆様もこれらに参加なされば小樽市民の気持ちになれるかも?

さて、そろそろ終点。実は終点の先にも見応えが!

『小樽市総合博物館』

過酷な現場から退いた汽車の数々が屋内外に展示された博物館、北海道の発展を牽引してきたソノ雄姿はなまら圧巻です!

夏期間には敷地内を走る蒸気機関車「アイアンホース号」に乗車OK!お子様や鉄道好きな方にはタマラナイ博物館です。入場料は400円、是非ともご覧ください♪

さて、始発駅から終着駅まで、寄り道しまくりの所要時間は2時間ほど。サスガにお腹が減りましたね 笑

小樽市総合博物館

〒047-0041 北海道小樽市手宮1丁目3−6

アツアツ満腹!小樽ご当地グルメ「あんかけ焼きそば」

『龍鳳』 『旧手宮線跡地』から歩いて5分、『JR小樽駅』からは歩いて8分ほど。数ある「小樽あんかけ焼きそば」のお店の中でも、飛び抜けたボリュームと、豊富に揃うユニークなオリジナルあんかけ焼きそばで他店とは一線を画しています。 「小樽あんかけ焼きそば」の知名度が高まった現在では、観光客の方はモチロン、芸能人が多数訪れるお店でもあります。

巨大なお皿にタップリの餡!1玉~3玉が選べるあんかけ焼きそば

「付景焼麺/五目焼きそば(麺3玉)」(1,200円) フツーに注文しちゃうと麺2玉で出てきちゃいますので要注意。画像の割り箸からお分かりいただけるかと思いますが、とんでもないボリュームです!しかしながら美味しくってスイスイ食べられちゃう……自信のある方は3玉で食べてみましょう! 他にも「ピンクフロイド焼きそば」「江頭第10使徒焼きそば」「ホワイトAKY~白い暴動」などなど、まったくもって味の想像がつかないメニューが目白押しな同店。敢えて詳細は記しませんので、是非ともご訪問のうえ、その謎を解明してみてください。

龍鳳

〒047-0032 北海道小樽市稲穂4丁目4−9

「あんかけ焼きそば」と並ぶ!?小樽市民に親しまれている「もう一つの焼きそば」

小樽と言えばお寿司などの海鮮、蒲鉾や鶏の半身揚げなどが知られていることでしょう。

あんかけ焼きそばがその一角に名を挙げ始めたのは2010年ころ。街おこしメニューに採択されたのがきっかけでした。(参考:小樽あんかけ焼そば親衛隊)

元々は1950年代から小樽市民に親しまれていたあんかけ焼きそば(諸説あり)。小樽の海産物をタップリ入れた、いつまでもアツアツなあんかけが厳寒の地に受け入れられやすかったのでしょうね。

ところで、あんかけ焼きそばの他にもう一つ、小樽市民に長年親しまれている焼きそばがあるのをご存知でしょうか?

一見何の変哲もないソース焼きそば。コレこそが真の小樽市民のソウルフード!?

『どんど』

JR小樽駅の目の前にある『長崎屋小樽店』の地下1階と言う抜群の好立地。小樽に所縁のある方に聞くと必ず「あ~!懐かしい!」「今でも行くよ」といった声が聞かれる名店です。

一見、何の変哲もない(失礼)ソース焼きそばなんですが......

並盛300円から!地元民が続々訪れる安くて旨いソース焼きそば

「スーパージャンボ玉子」(550円) 麺3玉に目玉焼き、スープまで付いてコノお値段!並盛300円~と小銭で小腹を満たせる料金設定が、市民の懐に優しすぎますね。 特筆すべきはその旨さ。ソースは抑えめで旨味が強く、夕食が待ちきれない腹ペコさんや、濃い味がツラくなってきたご高齢の方でも躊躇なくいただける絶妙な美味しさなんです! 物足りなければ卓上のソース、辣油や酢をチョイかけしても良し。勿論そのままでも飽きるコトなく食べきれるでしょう。決して安いだけではなく、お値段以上に旨いからこそ市民からアツく支持されているんですよね。

「飾らない小樽」も魅力タップリ!もっとディープに小樽を楽しみましょう♪

今年3月に公開された「小樽市観光客動態調査報告書」によると、『運河周辺』『小樽駅前周辺』が人気の2大観光スポットです。

今回ご紹介した『旧手宮線跡地』や『龍鳳』『どんど』は、この2大スポットから徒歩数分圏内と立地もバツグン、行かなきゃイタマシイ!←北海道弁

ガス燈が灯る小樽運河を歩き、ガラス工芸やオルゴールに感嘆し、豪華な海鮮で腹を満たす「華やかな小樽」も勿論オススメですが......

北海道開拓史が色濃く残る鉄路を歩き、長きに渡り小樽市民の腹を満たしてくれたソウルフードを味わう「飾らない小樽」も是非。今までよりも、もっと小樽が好きになるかも!

■こちらでもオススメのお店などを紹介しています!

札幌大盛博物館:https://www.facebook.com/groups/sapporo.oomori/

どんど

〒047-0032 北海道小樽市稲穂2丁目20−1地下1階

*この記事は2020年11月時点の情報を基に作成しています。

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ライター:moja

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