小樽『鱗友朝市』は朝4時から営業!併設の食堂『いち乃家』で腹ごしらえもできる

旅人へひとこと

そこにしかない地元を感じる市場巡りの旅が楽しい!!いくら等の海産物は空港の売店の半値でおすすめ!

小樽生まれ小樽育ち、仕事は札幌中心で通勤しています。小樽・札幌を中心とした近郊の美味しいお店を紹介していきます。観光客向けのお店やチェーン店には行きません。何かに秀でたお店が好きでコスパの良い個人店を中心に食べ歩きしています。趣味はフィットネス。食べたカロリーを運動で消費していましたがコロナ禍で運動が減ってしまいました。時間があるときはパンを手造り。

旅好きが高じて、副業で「inn南小樽」という民泊を始めてしまいました。小樽へお越しの節はお泊りください(お時間が許せば観光案内もいたします)

小樽運河沿いの北海製缶の『第3倉庫』は運河のシンボリックな建物です。今、解体のピンチにあります。

解体に一年間の猶予をいただけましたが、その後の利用法、活用が決まっていません。

新潟からのフェリーは早朝4時半に小樽港に到着です。フェリーターミナルでは食堂がオープンしていません。24時間営業のコンビニや『すき家』もありますが海沿いに4kmほど行くと『鱗友朝市』が早朝4時からオープンしています。途中に小樽運河を通ります。運河周辺のホテルから市場は徒歩10分程度です。

『鱗友朝市』は観光客向けというより地元民御用達なので新鮮な地魚が沢山あります。今は鮭とイクラが旬です。ヒラメや秋蝦蛄もおすすめです。これからは八角、アワビ、鱈が採れます。春には鰊、鱒、春蝦蛄。夏にはウニ、帆立。ホッケやミズダコは年中見かけます。

市場の前に駐車場があります。運河前も駐禁ではありません。

朝4時にはまだにぎやかとは言えませんが7時ころには商品も出そろって人出が多くなります。

せっかくなので、今日の晩御飯のおかずを購入しました。

写真を見て何かわかる方は小樽通ですね。

赤ちゃんの握りこぶしくらいのサイズの白い肉って感じです。

正解は「カスベのほっぺ」です。

カスベとはエイの仲間で「ほっぺ」はそのホホ肉のことです。

煮付けや唐揚げにします。柔らかい鳥胸肉という食感で味も淡泊です。

およそ3人前、これでたった500円!

元気なばあちゃん達とのやり取りも楽しいです。

小樽市内の市場ではよくお惣菜を売っています。

TVでよく見る、商店街食べ歩きではコロッケが出てきますが

海の町小樽ではかまぼこがおすすめです。

それぞれのお店の手造りで個性の違いがあります。

「しゅうまい揚げ」「肉メンチ」は1個95円、小腹を満たして食べ歩きにおすすめ。

市場で購入したお土産はまとめて一か所のお店で発送できます。

クール便、冷凍便で発送するのがおすすめです。今はイクラが旬でしたが、ウニやイクラの魚卵系は冷凍すると皮が破壊されふにゃっとすることがあります。真空パックした鮭や干物は冷凍しても問題ありません。蟹は冷解凍を繰り返すと旨味がぬけるので冷凍は1回以内にしたいです。

旬のイクラは1,100円/100g、これでたっぷり300g!
イクラ丼3人前くらいあります。
試食させてくれますので、自分好みの味のお店を選んでくださいね。
イクラになる前の生筋子が700円/100gでしたので調理する手間を考えるとめちゃ安です!

帆立の貝柱などの乾物類も街中より安いのでおすすめです。

朝市に併設された2軒の食堂では朝ごはんとランチがいただけます。定食から海鮮丼までいただけます。

今回は『いち乃家』さんをご紹介します。つい最近、旅行者からどちらの食堂がおすすめですかと言われましたが、それぞれ特徴があるのでどちらがおすすめとは決められません。隣の『朝市食堂』さんには他では味わえない岩のりラーメンがあります。

現在、市場で購入した魚の持ち込み調理が中止になっているのが残念です。

定食の「3点セット」880円で天ぷら、刺し身、ヒレカツの三種

ここは海鮮丼の紹介じゃないんかいと突っ込まれそうですが
もちろん朝から海鮮丼をいただく観光客もいらっしゃいます。

ただ今回は早朝フェリーで到着して、これから観光に出発する前の腹ごしらえという設定、しっかり食べて動くぞという朝ご飯を選びました。

揚げたてのヒレかつはカリっと、丁度良い火入れでサクっといただけました。

お刺身はマグロとホウボウです。

ホウボウは私も食べたことがありませんでした。

ソイのお刺身のような食感の白身です。

10年以上継ぎ足しつづけた秘伝のたれでいただく天ぷらも本格的です。

鱗友朝市

〒047-0031 北海道小樽市色内3丁目10−15

近くには春はソメイヨシノやエゾヤマザクラが700本も咲き、秋は紅葉と眺望が楽しめる手宮公園があります

朝ごはんでお腹いっぱいになったら、手宮公園に行かれてはどうですか。

港が一望でき、桜や紅葉が綺麗です。手宮緑化植物園も併設されています。

尚、坂がハンパなくきついので覚悟してください(笑)

車で登ることもできます。

手宮公園

〒047-0041 北海道小樽市手宮2丁目5

鉄ちゃんには嬉しい『小樽市総合博物館』も徒歩圏内です。博物館内を走る蒸気機関車が見れます。

北海道初、国内3番目の幌内鉄道が1880年11月28日、手宮~札幌間で開業しました。手宮小樽間は廃線となり、現在は遊歩道として整備されています。遊歩道沿いには、レトロな倉庫の他、新しくカフェもオープンしています。最近はインスタ映えスポットとして観光客に人気です。2021年2月12日~14日にはイベント「小樽雪あかりの路」がおこなわれます。2月6日~11日は別のイベントを企画中とのことです。

尚、コロナの感染状況により流動的です。

■こちらでもオススメのお店などを紹介しています!

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小樽市総合博物館

〒047-0041 北海道小樽市手宮1丁目3−6

*この記事は2020年10月時点の情報を基に作成しています。

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ライター:sanさん

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