地元民が通う「南小樽」の穴場!桜に老舗パン屋、酒蔵、南樽市場など散策コース

旅人へひとこと

小樽へは何度も来たことがある上級者はもちろん、地元民が行く隠れたお店が好きな旅人におすすめします!

おたる さくらまっぷ」の⑧で紹介されている『南小樽駅』です。

記事が公開される頃には桜も咲いているころと思います。
下は先月末の桜の様子です。

以前は小樽観光をされるのに『南小樽駅』を利用する方は少なかったのですが

『メルヘン交差点』へのアクセスの良さから降車されるかたが増えました。

今回の記事では南小樽周辺の穴場を紹介します。

前回記事で紹介した桜のきれいな『住吉神社』も南小樽駅から徒歩5分です。

早朝4時開店『亀十パン』の調理パンは朝ごはんにおすすめ!

小樽には24時間営業の『すき家』や『なか卯』、コンビニなどもありますがせっかくのご旅行ですから地元の朝食を食べていただきたい。以前紹介した『鱗友朝市』の『いち乃家』さんと同じ朝4時OPENです。ニセコ、積丹への観光前のテイクアウトにもおすすめです。日曜定休日、午後には売り切れ品があるので早い時間をおすすめします。市内では閉店するパン屋さんもある中、老舗のパン屋さん代表として、頑張っていただいています。

調理パンの代表格はコッペパンに収まりきらない「焼きそば」パン

ソフトな焼き立てのコッペパンに焼きそばをこれでもかと挟みこんでいます。1個で十分なボリュームです。最近はコッペパン専門店がオープンしていますが小樽人は昭和の時代から食べています。
早朝からショーケースの中にたくさん並んでいます。

調理パンでは「たまごサラダ」という玉子サンドも人気です。

オリジナルなサンドイッチの「あつ切りクリーム」を紹介します。

厚さ3cmはあろうかという食パンにバタークリームを1cm、総厚さ7cm

一人で1個は多いのでシェアをおすすめします。

このユニークな組み合わせ、意外と人気なんですよ。

クリームが甘いのでどちらかというとおやつ寄りのサンドイッチになります。

バタークリームが溶けだす寸前くらいまでトーストするのが好みです。

亀十パン

〒047-0021 北海道小樽市入船1丁目5−12

小樽市の「歴史的建造物」に指定されている、酒蔵『田中酒造 亀甲蔵』は工場見学と試飲、購入ができます。

明治時代以降、小樽では味噌、醤油、お酒の醸造所がたくさん作られ

小樽の港から北海道内や樺太に供給されました。

当時の北海道は米を作ることが出来ませんでした。
(今は温暖化、品種改良により一大産地となりました)
米は本州から船で運ぶしかない貴重品だったのです。

港があり、きれいな水が手に入る小樽は醸造所の適地だったわけです。

近年は若者の日本酒離れや、工場の大型化に取り残され

現在は『田中酒造 亀甲蔵』が唯一残る酒蔵となってしまいました。

本店は販売だけなので、酒蔵見学としてはこちらがおすすめです。

小樽市内にはワインやビールの醸造所もあるので洋酒好きの方はそちらも見学できます。

この日は試飲が10種類ありました。

お気に入りは右から6番目「魔法の一滴 本みりん」です。

お料理はもちろんですが地元では知る人ぞ知る「飲むみりん」です。

ペドロ・ヒメネスのようにアイスクリームにかけたら最高です!

田中酒造 亀甲蔵

〒047-0016 北海道小樽市信香町2−2

小樽市民の台所『南樽市場』

地元一番人気の市場『南樽市場』は、最近は札幌からお客様が来て地元の魚や野菜を購入されています。

GWには『南樽市場』の裏の「勝納川」は鯉のぼりで埋め尽くされます。

市場内は魚屋、肉屋、八百屋、惣菜店、食堂などがあります。

ついでに晩御飯のおかずを物色、左手「タラ頭」250円を購入。

アラ汁にしましたが6人前くらいありました。

『鱗友市場』の記事でも蒲鉾を取り上げましたが『南樽市場』には『栗原蒲鉾店』があります。お店別食べ比べも楽しいですね。

「パセリーノ・ジェノベーゼ」や「えびメンチ」など変わり種の練り製品があります。

目の前で揚げてくれるのでホカホカです。

『大八栗原蒲鉾』の人気の「つまみ揚げ」は食べすぎ注意です!

左が「つまみ揚げ」右は「いかペッパー」。
適度な塩味がありますがお好みでソースや唐辛子をかけると更に美味しくなります。「いかペッパー」は他店では「いかメンチ」とよばれることがあります。キャベツのシャッキリ感とイカの歯ごたえがあって、食感がいいです。
もちろん、ビールのおつまみに最高です!

南樽市場

〒047-0004 北海道小樽市新富町12−1

南樽市場の横にある、行列のできる『らーめん みかん』

札幌ラーメンを代表する『すみれ』の小樽店にいらした方が独立して17年目の『らーめん みかん』は、すみれ系の味噌ラーメンが人気です!

インバウンドの方がたくさん並んでいて入りずらかったのですが

先日の土曜日は10人程度の列でした。

お買い物ついでに行きたいお店です。

らーめんみかん

〒047-0004 北海道小樽市新富町13−13

今回の記事では南小樽駅周辺を案内しましたがご紹介しきれませんでした。

こちらの写真は見つけることが困難な「グルテンフリー、米粉スイーツ」の『こめトわ』さん。

映えるカフェ『Cafe White』さん、らーめん『初代』さん等

市民生活に密着した南小樽エリアを体験しに来てください。

■こちらでもオススメのお店などを紹介しています!

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*この記事は2021年2月時点の情報を基に作成しています。

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ライター:sanさん

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