中国経済、4月も安定回復 国家統計局

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中国経済、4月も安定回復 国家統計局

 14日、蘇州市呉江区の紡績・繊維企業、恒力化繊の産業用糸生産作業場で稼働するロボット。(蘇州=新華社記者/李博)

 【新華社北京5月17日】中国国家統計局は17日、4月の国民経済状況を発表した。各地区・各部門が新型コロナウイルス対策と経済・社会の統一的発展を着実に推進したことで、生産と需要が引き続き増加し、雇用と物価も全体的に安定を維持したと指摘。新興産業の原動力が力強く育ち、国民経済は引き続き安定した回復と発展を維持したとした。

 工業生産は安定の中で増加し、設備製造業とハイテク製造業で比較的高い成長がみられた。4月の一定規模(年商2千万元、1元=約17円)以上の工業企業の増加値(付加価値額)は前年同月比9.8%、前月比0.5%それぞれ増加。過去2年間の平均伸び率は3月から0.6ポイント拡大し6.8%となった。

 サービス業も成長を保ち、サービス業ビジネス活動指数は54.4と好不況の節目となる50を14カ月連続で上回った。サービス業ビジネス活動期待指数も62.7と3カ月連続で60以上の高景気水準を維持した。

 市場販売は回復傾向が続いた。社会消費財小売総額は前年同月比17.7%増、前月比0.3%増の3兆3153億元で、過去2年間の平均伸び率は4.3%だった。

 固定資産投資も持続的に回復し、第1次産業とハイテク産業、社会分野への投資が高まった。1~4月の固定資産投資額(農家含まず)は前年同期比19.9%増の14兆3804億元で、過去2年間の平均伸び率は3.9%。産業別の伸び率は、第1次産業が35.5%(前年同期比)と15.2%(2年平均)、第2次産業が21.7%と0.8%、第3次産業が18.7%と5.0%。民間投資は21.0%と2.9%、ハイテク産業投資は28.8%と11.8%だった。

 都市部調査失業率も低下し、雇用情勢は全体的に安定した。1~4月の全国都市部の新規雇用者数は437万人。4月の都市部調査失業率は5.1%で前月比0.2ポイント、前年同月比0.9ポイントそれぞれ低下した。

 消費者物価は全体的に安定し、工業生産者の出荷価格が前年同月に比べ上昇した。4月の全国消費者物価は前年同月比で0.9%上昇し、3月から0.5ポイント拡大したが、前月比では0.3%低下した。全国工業生産者出荷価格は前年同月比6.8%上昇し、上げ幅は前月から2.4ポイント拡大。前月比でも0.9%上昇した。