渦中のヘンリー王子 “地雷” 踏んだ? 合衆国憲法修正第1条を「イカレている」と放言

ヘンリー王子とメーガン妃(ロイター)

米人気ポッドキャストに出演し、父親のチャールズ皇太子を批判して母国から総スカンを食らっているヘンリー王子が、同番組内で米国人にとって〝民主主義の根幹〟とされる合衆国憲法修正第1条について「イカレている」と発言していたことが判明。そちらでもひんしゅくを買っているようだ。

ヘンリー王子は先週、米俳優ダックス・シェパードと同女優モニカ・パッドマンのポッドキャスト「アームチェア・エキスパート」に出演。昨年王室を離脱後、数か月暮らしたロサンゼルスでの生活を振り返り、メディアの取材攻勢について嫌悪感を示した。

特にパパラッチによる取材被害について触れ、「修正第1条については言いたいことがたくさんある」とし「イカレている」と発言したのだ。修正第1条とは言論や報道を自由を保障するもので、米国では最も知られる憲法の条文だ。

米FOXニュースはこの発言がSNSで猛反発を呼んでいると報道。同ニュースによると、米共和党のテッド・クルーズ上院議員は「すごいことを言うね」とつぶやいた。同党のダン・クレンショー下院議員は「独立記念日のパーティーをいつもの倍規模でやるよ」とツイート。英国からの独立をヘンリー王子にあてこすった。

一方、英国の欧州離脱〝ブレグジット〟で主導的役割を果たしたナイジェル・ファラージ英独立党党首は「米国の修正第1条を非難するとは血迷ったのかな。もうすぐ両国で居場所を失くすだろうね」とツイートした。

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