横浜・磯子の「マンモスプール」、今夏以降の営業休止 築56年で老朽化、23カ所で漏水

小中学生や家族連れでにぎわった横浜プールセンター=2008年撮影、横浜市磯子区

 横浜市は17日、「マンモスプール」の愛称で親しまれている横浜プールセンター(同市磯子区)について、今夏以降の営業を休止すると発表した。近接の本牧市民プール(同中区)も再整備に向け休止中で、市内の大規模屋外レジャープールで楽しむ夏は、しばらくお預けになりそうだ。

 同プールセンターは1965年7月にオープンし、屋外プールでは市内最大級。全周360メートルの流水プールや児童プールなどが人気で例年約11万人が利用するが、築56年が経過して施設の老朽化が目立っていた。市によると、漏水が23カ所で起きていることが判明、1年以上の大規模な改修が必要と判断した。

 市は2023年夏の開業を目指して再整備計画を進めている本牧市民プールを優先的に建て替える考えで、プールセンターの今後の対応は「改めて検討する」としている。

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