小長井町にサバゲーフィールド誕生 諫早のYouTuberらが手作り 全国規模のイベントも視野

サバイバルゲームのフィールドを手作りしている佐野さん(右)と橋口さん=諫早市小長井町、BlackBox長崎

 長崎県諫早市を中心に活動するユーチューバーらが地元に遊べる場所を作り、交流人口を増やそうと、手作りしたサバイバルゲーム用のフィールド「BlackBox長崎」が4月末、同市小長井町に仮オープンした。
 同ゲームはエアガンなどの武器を手に身を守り、生き残りをかけて楽しむゲームで、初心者用のフィールドをまず整備。今後、子ども向けや上級者向けのフィールドを順次整備する。
 整備に取り組んでいるのは、動画投稿サイト「ユーチューブ」にエンターテインメント系の動画を投稿する団体「エンソChannel」の佐野涼さん(30)ら。メンバーの元海上自衛官の橋口輝義さん(32)と共にサバイバルゲームの動画を投稿したところ、閲覧者数が増加。県内では数少ないフィールドの需要を感じ、土地探しから始めたという。
 知り合いに紹介された小長井町の元採石場など山林約2万坪を地権者約5人から借り受けるなどし、私費を投じて昨年末から草刈りや整地などに励んでいる。
 身を隠すための建造物や壁などを手作りで制作。整備により「イノシシややぶ蚊の被害が減少した」と歓迎する住民もいるという。
 佐野さんは「全国規模のイベント開催も視野に入れ、将来的に雇用を創出できるような一大アミューズメントパークに育て、若者の県外流出防止につなげたい」と夢を語る。
 本オープンは、休憩スペースなどが完成する夏ごろを予定。仮オープン中の料金は1人1日1500円。問い合わせは同団体(電080.6765.3330)。

サバイバルゲーム中に身を隠す場所となる壁を設置する佐野さん(右)ら=諫早市小長井町、BlackBox長崎

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