プホルス、エンゼルスとの遺恨否定「悪い感情はない」 ドジャースで4番デビュー

ドジャースへの入団会見に臨んだアルバート・プホルス(画像はスクリーンショット)

背番号55に決定「代打でも一塁手でも求められることなら何でもする」

■ドジャース ー Dバックス(日本時間18日・ロサンゼルス)

ドジャースは17日(日本時間18日)、エンゼルスから戦力外となったアルバート・プホルス内野手を獲得したと正式発表した。背番号は「55」。同日に入団会見を行い、「もう1度、チャンピオンリングを獲得するために手助けすることを嬉しく思っている」と闘志を燃やした。同日の本拠地・ダイヤモンドバックス戦では「4番・一塁」で先発出場する。

歴代5位の通算667本塁打、歴代2位の2112打点を誇るプホルスは今季24試合で打率.198、5本塁打、12打点と不振。エンゼルスでは大谷翔平、ウォルシュの活躍で出場機会も限られていた。「何の役割でも引き受けるつもりだ。代打でも一塁手でも求められることなら何でもする。そのために私はここにいる。とにかくこのユニホームを着ることにワクワクしている。クラブハウスには素晴らしい選手たちがいる。彼らのおかげで私は既にホームにいるような気分だ」と語った。

エンゼルスから6日(同7日)に戦力外通告を受けた。2012年からプレーしたチームについては「球団として出した結論だと私は理解している。ビジネスとしての決断だとね。その気持ちを理解しているんだ。エンゼルスでの出場時間には満足していた。彼らが違う方向に進んでいきたいことも理解している。9年半もの時間を彼らと過ごした。悪い感情はない」と語った。

カージナルス時代に2度の世界一に主砲として貢献した。「全球団がスプリングトレーニングからリングを獲得することを目標にしている。それがメジャーリーグ球団の姿勢というものだ。ドジャースは昨年チャンスを物にして世界一に輝いた。そして再びハングリーな気持ちを持っている。この球団に貢献することにワクワクしている」と燃える思いを打ち明けた。(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

© 株式会社Creative2