喜多方桐桜が初の春8強決める 大湊サヨナラ打、相馬に2-1

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【相馬―喜多方桐桜】9回裏喜多方桐桜2死二塁、中前へサヨナラ打を放つ大湊=白河グリーンスタジアム

 喜多方桐桜が2―1で相馬にサヨナラで勝利した。9回、相手失策と犠打で2死二塁の好機をつくると、1番大湊が中前に適時打を放った。

 喜多方桐桜がサヨナラで2010(平成22)年の開校以来、初の春8強を決めた。9回に大湊茂太郎(3年)の殊勲打で二走植村大輝(2年)が本塁を踏むと、ベンチから飛び出した選手が歓喜の輪を作った。大湊は「県大会での勝利を目指し、取り組んできた成果が出た」と声を弾ませた。

 昨秋も県大会に出場したが、打線が振るわず複数の失策も絡み、初戦でコールド負けを喫した。「県大会でも勝てるチームになろう」。悔しさを胸に、冬場は素振りや守備の基礎練習を重ね、総合力を鍛えた。

 大湊は多い時で一日約1200回の素振りに加え、落ちる変化球への対応を磨くなど打力強化に励んだ。9回の好機では膝下に落ちる変化球を練習通りに捉えると、昨秋よりも力が増したスイングで鋭く内野を破り、会心の笑顔を見せた。

 この日はチーム全体でも13安打を放ち、守っては1失点に抑えるなど成長ぶりを見せつけた。磐城との準々決勝に向け、大湊は「最少失点で食らいつく戦いをしたい」と強調。悔しさをばねに培った力で、春4強へと駆け上がる。