糸魚川市議会 議会運営、構成で検討入り 常任委員は各6人で調整

 任期満了に伴う糸魚川市議選(4月18日執行)で当選した同議員(18人)は、新議会の運営の在り方や常任委員会の構成などについて協議を進めている。

改選後初の臨時会に向けて委員会構成などの協議を重ねる糸魚川市議会議員(14日)

 14日までの各会派代表者による調整会議で常任委は現行の総務文教、建設産業、市民厚生の3委員会を設置し、定数は各6人とすることでまとまった。議会運営委員会は会派に属さない1人議員の中からも代表者を正規委員として選出することを新たに決めた。

 新議会は議員定数が2減となり、18人のうち新人議員が10人と過半数を占めることから新たな仕組みや議会人事が検討されている。2常任委への改編や3常任委において1人が2常任委を重複する案が挙がり、「1人1常任委で丁寧に審査を」「各分野を勉強するためにも2常任委の重複を」と新人議員が個々の考えを主張した。新人と経験者とのバランスや構成人数を考慮してベテラン議員の1人は「十分な審査、対行政に臨むという点でどうなのか」と意見した。

 会派は保守系の3会派「みらい創造」(5人)、「清新クラブ」(4人)、「創生クラブ」(2人)が結成された。会派に属さない1人議員は計7人。

 現行の議会運営委は会派外議員のオブザーバー制度を導入している。議決権はないが発言権はある。新議会は会派外議員の発言も正式に反映させようと、1人議員の中から議運委に属す委員を選出する形を決めた。これに同意する会派外議員と3会派の各代表者計8人で構成。5期目の議員は「画期的。議会改革が進む」と期待する。

 改選後初の臨時会が今月下旬に開かれる予定。正副議長と常任委の構成などが決まる。

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