USHOPALが1億ドル調達、美容分野で中国内外の新布陣構築を加速

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世界的ブランドの中国市場展開についてのコンサルティングなどを手掛けるUSHOPAL(本社・上海市)はこのほど、新たに約1億ドル(約109億円)を調達したことを明らかにした。出資の主力になったのは中国の大手プライベート・エクイティ・ファンドである方源資本で、凱輝創新基金、衆源資本、恒旭資本、大衆衆松基金も加わった。

USHOPALの設立は2017年で、創業者である郭璐氏が最高経営責任者(CEO)を務める。同社はこれまで、主に海外の高級美容品ブランドのパートナーとして、各ブランドの中国市場への参入や中国市場での運営を手掛けてきた。

USHOPALは世界各地に20カ所以上の倉庫を確保するなどで、越境サプライチェーンシステムを強化してきた。うち海外のトランジット倉庫は全て、中国市場を念頭に置いたものという。また、提携先の個別ブランドの進捗状況に合わせた運営方法を採用している。さらに、オンラインとオフラインを組み合わせたオムニチャネル・プラットフォームを構築しており、ブランドごとの「オムニ戦略+オムニチャネル」の把握と商品ライフサイクル・マネジメントを提供できるという。

これまで提携したブランドとしては、スペインのスキンケアブランドの「ナチュラビセ」、米ニューヨークのビューティケアブランド「シャンテカイユ」、フランスの香水ブランド「ジュリエットハズアガン」、日本のコスメブランド「スック」などがある。

USHOPALは今後も、世界トップクラスの美容ブランドの事業支援パートナーとして連携を推進し、中国の消費者に海外の素晴らしいブランドをより多く紹介し、投資や買収によってブランド構成の改善を行う考えだ。

USHOPALはまた、上海市内の高級ショッピングモールである静安嘉里中心、興業太古匯、K11の3カ所に、高級化粧品販売の直営店である「BONNIE & CLYDE(ボニー・アンド・クライド」(以下、B&C)を展開している。「ライフスタイル追求層かつ洗練された人々によるリピート購入」を重視しており、客単価は平均4000元(約6万8000円)で、1万元(約17万円)を超えることも珍しくないという。

USHOPALは新たに約1億ドルを調達したことで、B&Cを成都市(四川省)、深セン市(広東省)、北京市などでも展開していく考えで、大型旗艦店の設立も予定している。さらに東京進出などB&Cの海外展開も視野に入れている。(編集/倉山)