ピエロ党首が小池都知事に引退勧告 “千葉のバイデン”と結婚して「ゆっくり余生を」

東京五輪反対のデモに参加した河合悠祐氏

ピエロから引退勧告だ。東京五輪・パラリンピックに反対するデモが17日に都内で行われ、千葉県知事選に出馬した元芸人で実業家の河合悠祐氏(40)が参戦した。

デモはJR新橋駅から銀座通りを抜けて、有楽町に向かって練り歩いた。「中止だ中止! オリンピック」「IOC(国際オリンピック委員会)はぼったくりをやめろ」とシュプレヒコールを上げて、銀座の繁華街で五輪中止をアピール。警察や公安関係者と思わしき人たちが見守る中、トラブルなく終了した。

ピンクのジャケットにピエロ化粧の河合氏はスタートから参加。「ゆりこ!やめて!」と印刷された紙を持参して銀座を歩いた。河合氏は東京都議選(6月25日告示、7月4日投開票)に葛飾区から出馬予定。政党は「愛の力で婚姻率低下・LGBT等差別・動物殺処分の問題解決をする党」だ。告示までに五輪がどうなっているかは不明だが、五輪反対を掲げて戦うという。

河合氏は取材に「飲食店にとってお酒を提供できないとか、午後8時までしか営業できないとかは死刑宣告に等しい。そういう政策をしておいて、五輪をやるのは支離滅裂。経済を優先するなら飲食店への規制はやめるべきだし、コロナ対策を優先するなら五輪はやらないべき」と小池都政のチグハグさを訴えた。

世間では小池百合子東京都知事が五輪中止をブチ上げるのではないかと臆測が飛び交っている。「ここまで準備したのだから、ひっくり返すとは考えづらい。(小池氏の)名誉のために開きたいのではないか」と予測。

その上で、「いい加減いつまで政治の世界に居座っているのか。優秀な人は多いし、後進に道を譲って、(政見放送で小池氏に公開プロポーズした)“千葉のバイデン”の加藤健一郎氏と結婚でもして余生をゆっくり過ごしてほしい」と小池氏に引退勧告した。

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