パドレス・ダルビッシュが7回4安打無失点10奪三振で今季4勝目

ロッキーズ相手に力投するダルビッシュ(ロイター=USA TODAY Sports)

パドレスのダルビッシュ有投手(34)は17日(日本時間18日)に本拠地サンディエゴでのロッキーズ戦に先発し、7回を4安打無失点、10三振無四球で今季4勝目(1敗)をマークした。防御率1・81。打者25人に81球。ストライク59球(ストライク率72・8%)と抜群の制球力だった。チームは7―0で勝って4連勝。首位ジャイアンツとの0・5ゲーム差をキープした。

全く危なげなかった。スライダーとカットボールを駆使してロッキーズ打線を寄せ付けなかった。初回一死後、2番ジョーを遊撃手の失策で出塁を許すもあわてることなく3番ストーリーを空振り三振、4番マクマーンは左飛に仕留めると波に乗った。

初球のスライダーやカットボールで簡単にストライクを取って打者を追い込むと、打たせて取ったり、三振を奪ったりと自由自在。5回先頭ハンプソンに右前打されると8番ヌネスを見逃し、9番グレーは3球連続でバント失敗、1番タピアも3球で空振り三振と三者連続三振で片付けた。

6回は8球で三者凡退。7回は先頭フエンテスに中前打されるも、一死後にハンプソンにキッチリ三ゴロ併殺打を打たせてこの回を終えた。球数81球を見るとメジャー2度目の完封も期待されたが、救援陣に後を託した。

この日は投球だけではなくバットでも見せた。6回二死無走者の3打席目にスライダを捉えて左翼線に強烈な二塁打。今季初安打に手を挙げて喜ぶとベンチも大盛り上がりだった。

ダルビッシュの好投にに打線も7点を援護。投打がかみ合った快勝劇だった。

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