新潟県上越市の「天然温泉上越の湯」の大規模解体工事が進む、事務局「明るい話題として発表したい」

元「上越の湯」の玄関前

新潟県上越市の商業施設、ウイングマーケットセンター内にあった温浴施設「天然温泉上越の湯」の大規模な解体工事が進んでいる。夏ころまで工事が行われる予定だ。
「上越の湯」の建物は2018年に閉店した後も取り壊されずに残っていたため、一部の市民からは不安の声も上がっていた。

管理する上越市のパティオ事務局は「跡地は更地にはならない(何かの施設が新たにできる)が、コロナ禍でもあるため、現段階では次の話ができない状態だ。次の進出が決まれば、明るい話題として発表できると思う」と話した。

「天然温泉上越の湯」は札幌市の株式会社カウボーイ(現在は解散)が温泉を掘り当て、2004年にオープン。町場で入浴できる天然温泉をウリに飲食店や宿泊施設も併設するなどしていたが、価格設定が比較的高かったこととなどから、集客に苦戦した。その後、何度か経営者が変わったり、閉店と開店を繰り返したりしたが、最後は上越市内の周辺の日帰り温泉やスーパー銭湯などに押されたこともあり2018年に閉店した。

解体工事は夏ころまで続く予定

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