広島・大瀬良のファウル急襲で巨人ベンチ騒然…宮本コーチ寸前で回避

宮本コーチは冷静に打球を見極めた。右は原監督

巨人・宮本和知投手チーフコーチ(57)が、あわや打球直撃の危機を回避した。

18日の広島戦(東京ドーム)で、スタンドから熱い視線を送るファンからもどよめきが起こった。3回表の守備で場面は二死走者なし。先発した戸郷がカウント1―1から投じた4球目の直球を広島先発の大瀬良にカットされ、打球は一塁側の巨人ベンチ内に一直線で飛び込んだ。直撃すれば、ケガにつながりかねない鋭い打球に、大瀬良自身も反射的に「しまった!」といった表情を浮かべた。

巨人ベンチ内のメンバーは一斉に身をかがめ、打球はライナーのまま奥側の壁を直撃してはね返った。戸郷の投球に目を凝らしていた宮本コーチも寸前で交わし、大事には至らず。その戸郷は騒然となった巨人ベンチの喧騒をよそに、大瀬良を遊飛で打ち取り、淡々とした表情でベンチへ引き揚げた。

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