【MLB】「どうやって打つんだ?」 ダルビッシュ、155キロの曲がり過ぎる“魔球”に米困惑

4勝目を挙げたパドレス・ダルビッシュ有【写真:AP】

2回2死二塁のピンチを155キロのツーシームで見逃し三振に

■パドレス 7ー0 ロッキーズ(日本時間18日・サンディエゴ)

パドレスのダルビッシュ有投手が17日(日本時間18日)、本拠地でのロッキーズ戦に先発し7回4安打無失点、10奪三振の快投で今季4勝目を挙げた。付け入る隙のない投球内容だったが、96マイル(約155キロ)のスピードで大きく変化したツーシームが米で注目を集めている。

「今年、困っていたところがクリアになって、全部の球が良かったと思います」

今シーズン初の無四球、そして10奪三振無失点。ほぼ完璧な内容に、試合後のダルビッシュも手応えを口にするほどだった。この試合では2回に2死二塁のピンチを背負ったが、ヌニェスをツーシームで見逃し三振に仕留めピンチを切り抜けた。

その1球が凄まじかった。左打者の内角に向かっていた剛速球はベース手前で急激な変化を見せ、外角のストライクゾーンに決まった。96マイル(約155キロ)のツーシームを「ピッチングニンジャ」の愛称で高度な分析を行い、現役メジャーリーガーや米メディアからも多数フォローされている、名物セレブ、ロブ・フリードマン氏が自身のツイッターで「不公平なツーシーマー」とコメントを添え動画を公開した。

150キロを超えるスピードに驚愕の変化を見せた“魔球”にファンも「本当に気味が悪い」「これは速球、変化球?」「これが現実なわけない」「正気じゃないぞ」「どうやって打つんだ?」と驚きの声を上げていた。“七色の変化球”を操るダルビッシュは今後もファンを楽しませてくれそうだ。(Full-Count編集部)

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