巨人・戸郷〝鯉倒〟で1か月ぶりの白星 「抑えられてよかったです!」

6回2失点の内容で広島打線にリベンジを果たした巨人・戸郷

1か月ぶりの復活勝利だ! 巨人が18日の広島戦(東京ドーム)に7―2で勝利。先発・戸郷翔征投手(21)が6回を投げて2失点、6奪三振の好投で、4月17日のDeNA戦(東京ドーム)以来、約1か月ぶりとなる今季3勝目をあげた。

序盤は堂々の投球を見せた。初回を三者凡退とすると、4回まで球威ある直球と抜群の制球力を見せてパーフェクトピッチング。だが、5回には林の先制打などで2点を献上した。

その裏、ウィーラーの22試合連続安打となる逆転2点適時二塁打などから1点のリードをもらうも、続く6回には安打と2つの四球で二死満塁と再びピンチを招く。それでも、スタンドまで聞こえるほどの大きな雄たけびをあげながら投じた154キロの直球でクロンを一邪飛に打ち取り、なんとか危機を脱出。6回の打席で代打・松原を送られ、降板となった。

その後は、7回に岡本が4年連続2桁本塁打となる10号2ラン、スモークが日米通算200号本塁打となる4号で2者連続弾を飾るなど、打線が爆発。計12安打の猛攻で戸郷の勝利をアシストした。

試合後、戸郷は「久しぶりに勝ててうれしいです。今日は初回から飛ばしていこうと、勝ちを自分につけるために頑張りました」と笑顔。原監督も「やや課題は残した」としながらも「非情に安定感あったと思います」と評価した。

今季2つの黒星を喫した広島相手に意地の投球を見せ、見事〝鯉倒〟に成功。エース・菅野が不在の中で、若き右腕がチームをけん引していく。

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