今年も地元出身学生を支援 南島原市がそうめんなど無料発送

南島原市が「仕送り」する特産品をPRする松本政博市長(中央)=南島原市役所

 長崎県南島原市は17日、コロナ禍で経済的に苦しんだり精神的に落ち込んだりしている市出身の学生らを支援しようと、特産品の詰め合わせの無料発送を始めた。
 市は、昨年も「市ふるさと支え愛プロジェクト」と銘打ち、帰省を自粛している627人の学生らにコメや特産品の詰め合わせを送った。本年度の事業費は約340万円。学生たちの生活支援や地元事業者の支援につなげる。
 対象は同市出身で市外在住の18~30歳の大学生や専門学校生ら。保護者が市内に在住していることが条件(同市に住民票がある学生を含む)。そうめん、カステラ、みそ汁のもと、米など1セット4千円相当を贈る。10日現在225人の申し込みがあった。市ホームページの専用フォームで随時、申し込みを受け付けている。6月末まで。
 市商工振興課の担当者は「取り組みを知らない人も多いと思うので、該当するお子さんがいたら、ぜひ教えてあげてほしい」と呼び掛けている。問い合わせは同課(電0957.73.6633)。

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