田村正和さん 生前に墓建てていた! 死去から1か月経過しての訃報に〝流儀〟

亡くなっていたことがわかった田村正和さん

俳優の田村正和さん(77)が4月3日、心不全のため東京港区の病院で亡くなっていたことが18日、わかった。葬儀・告別式は近親者で営まれた。

田村さんはここ数年は体力の衰えと声がしゃがれしてしまったことを気にして、俳優業を休んでいた。関係者は「引退宣言こそしていないものの、周囲には『もう表に出ることもない』とこぼしていた」と明かす。

最後のドラマは、2018年に主演した「眠狂四郎 The Final」(フジテレビ)。テレビ関係者は「その『眠狂四郎』をやってからは、個人事務所もたたみ、スタッフも解散。冠動脈性心疾患の上、認知症気味で、娘さんとも交流が減っていたと聞いてる。近年は奥さんと2人で、基本は自宅からあまり出ない生活だったらしい」と話す。

今年2月には、水面下で〝入院情報〟も出回り、マスコミ各社は裏どりに走った。

他界からひと月以上が経過しての訃報。これもひっそりと旅立つことを決めていた田村さんの意志だ。田村さんをよく知る芸能関係者によると「2012年ごろまでには田村さん、横浜に墓を建てていた。準備はしていた」という。また一人、個性的なスター俳優がこの世を去った――。

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