ワクチン大規模接種、都もやるべき! 小池都知事に専門家が提言

小池百合子都知事

新型コロナワクチンの大規模接種会場設置に後ろ向きな東京都の小池百合子知事に、専門家からも考えを改めるべきだとの声が出た。

全国的に新型コロナ変異株による感染爆発が収まらない。18日には5232人の新規感染者が判明し、重症者1235人と死者216人は、いずれも過去最多となっている。この状況を打開するのは、なんといってもワクチン接種のスピード化だろう。

河野ワクチン担当大臣は18日に「47都道府県、20の政令指定都市のうち、30の自治体で大規模接種会場の設置を検討している」と明らかにした。すでに愛知、群馬、鳥取県、神戸、横浜市などが設置することを表明している。これでも「国と都が同時に行うと混乱が起きるおそれがある」と不安を口にする小池都知事は、大規模接種会場を設置する気はないのだろうか?

「混乱は起きても設置すべき」と強く主張したのは、国際医療福祉大学主任教授・松本哲哉氏だ。19日にテレビ朝日系ワイドショー「モーニングショー」に出演した松本氏は「混乱は当然あると思います。むしろ、だからやらないのではなく、混乱があったとしても、それを乗り越えていくやり方が望ましい」と苦言を呈した。

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